たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
良くも悪くも「まどマギ」後のアニメ
「機動戦士ガンダム」がその後のロボットアニメの方向性を根本的に変えてしまった事と同様に、「魔法少女まどかマギカ」は魔法少女モノの概念を変えてしまった。
今まで割と一辺倒なお気楽ご気楽なものだった魔法少女たちは、自分の力のあり方に戸惑い迷い、良かれと思って行った行為が必ずしも結果に結びついたり、良い方向に向かうとは限らないと知ってしまったのである。
「幻影ヲ駆ケル太陽」もそんなご時世を反映させたかの如きダークさが際立ち、晴れ晴れしないまま終わっている。ほろ苦い作品というのは簡単だが、エンターテイメントとして楽しみたい客層にとってはすごくモヤモヤが残ってしまうだろうし、何よりも「まどマギ」にはあった救いがこの作品にはない。というよりも主要のキャラクターがあまり変化しない。
もう少し、主要人物たちの心の成長が見たかった。