ヲリノコトリ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
帰ってきた四畳半神話大系
【あらすじ】
詭弁踊り、偽電気ブラン、韋駄天こたつに李白風邪……。有象無象が跋扈する京都の夜に、黒髪の乙女は颯爽と踏み込んだ。果たしてその後ろを追う一人の阿呆。二人のご縁やいかに。夜は短し、歩けよ乙女!
【成分表】
笑い★★★★★ ゆる★★★☆☆
恋愛★★☆☆☆ 感動★☆☆☆☆
頭脳☆☆☆☆☆ 深い★☆☆☆☆
【ジャンル】
スペクタクルコメディ、詩的、京都、大学生、恋愛(笑)、展開早い
【こういう人におすすめ】
「わけわかんねえw」と笑える・笑いたい人。詩的な人。四畳半神話大系が好きな人。「四畳半神話大系と同じ柳の下狙ったか。あざといな。俺見ねえぞ」と思った人。
【あにこれ評価(おおよそ)】
67.3点。おおむね好評だが注目度は低め?
【個人的評価】
雰囲気が超好き。
『自分のお気に入り』
【他なんか書きたかったこと】
{netabare} 映画館で見れませんでしたがやっと見れました。「四畳半神話大系と同じ柳の下狙ったか。あざといな。俺見ねえぞ」と思ってたんですが、見てみるとやっぱ湯浅さんなんで予想を超えてきました。やっぱすっきゃねん。
原作との大きな違いとしては、原作は時間にして1年で「飲み比べ」「古本市」「学園祭」「風邪」と4章に分かれていたものを、アニメでは1夜で全部やってしまったところ。私はこの目まぐるしい感じが原作の雰囲気をより煽ってる感じがして「イイね!」と思ったんですが、原作未読の人は置いて行かれたかもしれません。鍋からカエル出てきたり、本が鳥になったり、町が嵐になったり、二人が飛んだりするのは原作でもそうですし、原作でも合理的な説明はないです(笑)
すべては空気感と勢いです!
あと、自然に改変されてたので言う必要もないかもしれませんが、パンツ総番長と事務局長と主人公が同回生の知り合いだったっていうのもたしかアニメで付け足された設定です。あと事務局長が女装とか、スタッフの子の頭に鯉が当たってカップルに、とかもいろいろツギハギされてます。私的にはこれらのツギハギは非常に綺麗で何の問題もなかったと思います。強いて言うならもっと背負った鯉を活用してほしかったくらいかな。
ひとりで柵の中をぐるぐる回ってたカウボーイがなにか、というのは「四畳半神話大系」を見たらたぶんわかります。ヒントを出すと、つまりはまあアイスです(意味不明)。
四畳半神話大系との時系列を考えようかとも思いましたが、たぶんどうでもいいことなのでやめます。まあなんかパラレルっぽいワールドかな?
最後は思わず「けっ、くだらねえご都合主義だ。あの素晴らしい脳内会議の末の結論がこれかよ」と唾を吐きたくなりましたが、たぶん唾を吐いても湯浅さんと森見さんは笑って許してくれるし、唾を吐いても私はこの作品が好きです。{/netabare}