ピピン林檎 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
中学生の神様だから「かみちゅ」と思った?残念!
だって第一話でヒロインの親友がそういってるよ・・・って突っ込みは無しで(笑)。
このアニメを見終えて、個人的に一番ショックだったのは、ヒロインが地味過ぎることでも、{netabare}女子中学生が突然神様になっても町の人々が全然驚かない{/netabare}ことでもなくて、最終回でその{netabare}神様女子中学生が引いた御神籤(おみくじ)が「中吉」{/netabare}だったことでした。
ガーン!
瀬戸内海の小さな町に春が来て、{netabare}ヒロインゆりえの恋にも春が来て、それで引いた御神籤が「中吉」{/netabare}って・・・お前は小林一茶ですか?
「目出度(めでた)さもちう位なりおらが春」※出展『おらが春』(小林一茶俳句集)
ガーン!!
そして私は悟ったのです。
「かみちゅ」の「ちゅ」は{netabare}「中吉」の「ちゅ」{/netabare}なのだと。
ガーン!!!
◆全体評価は保留したいが、人情劇としてはよくできている良作!?
どう評価していいのか困惑してしまうエピソード({netabare}火星人の監禁とか、戦艦大和の帰郷とか{/netabare})が多く、私の暫定的な個人評価は今のところ余り高くなっていませんが、とりあえず一話一話のシナリオは人情劇としてなかなか良く出来ていると思いました。
まあ、こういう作品は余りあれこれ話の裏を深読みしようとしないで、そのまま楽しめばよいのかも知れませんね。
◆制作情報
{netabare}
原作 ベサメムーチョ(共同ペンネーム)
監督 舛成孝二
シリーズ構成・脚本 倉田英之
キャラクターデザイン 羽音たらく(原案)、千葉崇洋
アニメーション制作 ブレインズ・ベース{/netabare}
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
=============== かみちゅ! (2005年6-9月) =============
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第1話 青春のいじわる ★ 一橋ゆりえ(中2)神様になる ※色々と微妙だが、取り敢えず面白いシナリオ
第2話 神様お願い ★ 来福神社の八島様捜し
第3話 そんなつもりじゃなかったのに ★ 家出猫と貧乏神
第4話 地球の危機 ☆ バーコード首相に「専守防衛」→'80年代なのね
第5話 ひとりぼっちは嫌い ☆ 病欠と幽体離脱
第6話 小さな決心 ★ 書道部入部~退部(後輩少女の二宮君への告白)
第7話 太陽の恋人たち ☆ 神様集会
第8話 野生時代 ☆ キャットワールド
第9話 時の河を越えて ★ 戦艦大和の帰還
第10話 君に決定 ★ 生徒会選挙と神様の義務
第11話 恋は行方不明 ★★ みこ&章吉の家出、姉妹・姉弟の絆
第12話 ふしぎなぼうけん ★ 神無月(ゆりえの出雲行き)、神コン
第13話 やりたい放題 ★ 来福神社のX'mas対抗策
第14話 夢色のメッセージ ☆ ゆりえのお正月
第15話 小さな一歩で ★ それぞれのバレンタインデー、ゆりえ告白・交際申込み、祝福
第16話 ほらね、春が来た ★ 春休み、来福神社の大掃除、デート、女子お泊り会 ※ラストの御神籤「中吉」は◎{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)10、☆(並回)5、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.9
OP 「晴れのちハレ!」
ED 「アイスキャンディー」