ぺー さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
母の愛。。。子供の成長。。。
2018.01.13記
地上波で鑑賞。ポスターが綺麗で劇場でやってる時から気になってはいました。
私自身としてはおそらく初めての細田作品だったのではないかと。
ひとことで言えば、親子の絆や愛、花(母)と雪(姉)雨(弟)それぞれの成長を描いた家族物語です。いいですよねそういうの。
感動を煽るような展開を期待すると裏切られます。むしろ淡々と進んでいくなかで、揺るぎない母の愛/子供の成長といったものを静かに感じ取れる良作でした。
小さい時分の子供たちの様子と成長して変化していく彼らに注目してみてください。
以下、ネタバレな感想(まだの人は見ないでね)
{netabare}幼少期はやんちゃだったな姉と物静かで病弱だった弟が、成長期を迎え姉はおしとやかになって人間社会に溶け込んでいき、弟は生存厳しい野生に帰っていくという対比はリアルな演出でした。現実でも、親は、「三つ子の魂百まで」とどっかで思ってる節があったりします。小さい頃の「この子はこういう子だから」の印象が残ってたりするものです。そして、子の成長や変化と親の認識にズレが出てくるものだったりするのですが、この作品ではそういった変化にたいして折り合いのつけ方が丁寧に描かれていました。花が子供たちと衝突しそして受け入れていくところ、彼女の懐の深さにこれは敵わんと自分を振り返って反省してしまうくらいの愛を感じましたね。{/netabare}
キャラは表情豊かですし、作画もきれいですし、「本業は俳優」のCVさん達も好演してますので観て損はないと思います。
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2018.08.31追記
《配点を修正》