Dkn さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
Netflix独占『DEVILMAN crybaby』_2018年は本作を越せるかを試す年。
“永井豪”作、魂の咆哮を描く原作『デビルマン』
これまで幾度となく試行された事。
映像化でどこまで
“彼の目に映る世界”を表現できるか?
永遠のテーマで、いつも同じ答えに行き着く。
・
・
・
「これはコレでイイ!」「頑張って再現した!」「上出来 上出来!」
――原作に比べるとまだまだだけど・・ “よく出来てるよね!”
再現じゃ駄目だった。漫画から受ける印象をファンは膨らませすぎている。
物足りない・・まだ、全然足りない。
そんな中『DEVILMAN crybaby』が見せたのは『融合』だった。
個性と個性のぶつかり合い 鬼才と奇才の邂逅。
現代的に設定が置き換えられ、永井豪のデザインではなくなった“湯浅版デビルマン”
湯浅政明だと知らなかったら、あのデザインを鼻で笑ったかもしれない。
観て、想像以上だった。他の湯浅政明作品が物足りない。こんな親和性を見たことが無い。
――いや、駄目ですね。私はリスペクトし過ぎている。誰か、知らない人に見て欲しい。
そしてこの作品を多くの人へ伝えて下さい。 お願いします。
Netflixが仕掛ける、ネット向けに潤沢な資金と規制を無くした新しい「Japan_Animation」の形。
これから先、抑圧された才能や作品の数々が日の目を見ることでしょう。
果たして住み分けに成功するか否か。注目していきたい所ですね。