タック二階堂 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
静止する時間の中で。
詳細は公式でも。
就活中の女子大生の家庭に降りかかった、甥っ子
(とニートの兄)の誘拐事件。
その時、祖父が謎の儀式を行うと、時間が止まり…
というお話。
演出の巧さが光ります。
まさに目を離せないという初回の内容。
決して今風なキャラデザではありませんが、
無難な印象。
派手さはありませんが、これは今期のダークホース
になるかもしれないという予感がします。
もちろん継続視聴です。
======第2話視聴後、追記です。
石と止界と家族を襲う宗教団体の関係性が見えて
きました。
でも、止界が続くんですね。
個人的には時間が動いたり止まったりを短いスパンで
行うほうがテンポ感があって良いような気がしますけど。
止界が継続中であれば、主人公家族vs.宗教団体の
かくれんぼバトルにしかならない気がするので…
ま、さすがにそんなこともないでしょう。
評価は変わらず平行線といったところ。
======第4話視聴後、追記です。
相変わらず宗教団体とヒロイン&おじいさんの
鬼ごっこが続いています。
今回は、特に進展らしい進展がなかったなぁという
印象。樹里が能動的に敵の中のクラゲを追い出す
気になったということと、デカパイということが
わかったぐらい。
まあ、いずれ展開があるのでしょうけど、少し
この流れは飽きつつありますよ。
======第10話視聴後、追記です。
サガワがカヌリニになってから、対決の構図が
シンプルになりました。
数で圧倒する樹里たちが、とうとうサガワを
追い詰めると、なぜか自分語りを始め…
という感じ。
いやあ、いつの時代もどんな次元でも、
「サガワ」は世間を騒がせますねぇw
======第11話視聴後、追記です。
なんとも評価の難しい作品ですね。
佐河が繭みたいのになり、養分を得るために
張った蜘蛛の糸が恐ろしい殺傷能力を持つ
鋭利な針金みたいなものとなって…
という展開なのですが…
まあ最終回に向け、邪魔だから親父と
甥っ子を元の世界へぶっ飛ばすのはいいとして、
佐河が乳児になるっていう展開はどうなのよと…
なんていうか、そこはかとない「正解するカド」の
ような雰囲気ではあるのだけど、あれよりは
上手くストーリーを展開してはいます。
面白くなくはないのだけど、後半の佐河編で
少し停滞しちゃったかなという印象です。
======最終話視聴後、感想です。
赤ん坊になった佐河を育てることにします。
でも、動いている世界に送ります。
みんな送って、止界にひとりになった樹里は
だんだん精神的に追い込まれ、カヌリニに
なりそうなところを、創始者の嫁という金髪の
女性に救われて…
という最終話でした。
全体を通して不足な部分もなく、さしたる矛盾も
ないので、それなりにスッキリ完結するのですが、
じゃあ後々まで心に残るような作品かというと、
別に何も残らなかったという感じです。
佐河とのバトルがあったり、止まっている世界の
描写も面白さがあるのですが、全体的に地味。
最終話は、樹里を元の世界に戻すために乱暴な
まとめ方したなあという印象です。
今期は豊作で多士済々だっただけに、目立つものが
なかったのが残念でしたが、それなりに面白いと
思える作品でした。