CC さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
紙飛行機
>このアニメのタイトルって、なんて読むのぉ???
『いぬぼくシークレットサービス』って読むんだよ。
>えぇ~読まないよぉ~
>『僕SS』=『ぼくシークレットサービス』は解かるけど、『妖狐』=『イヌ』にはならないよぉ~!?
って2割程度の人が思ってるらしいので簡単に説明しましょう。
たとえば『雪』。これは『ユキ』と読みますね。
しかし『雪』は名字にすると『スズキ』とも読めるんですよ。
次に『春夏秋冬』。これは普通に読んだら『シュンカシュウトウ』ですが、これも名字にすると『ヒトトセ』と読めてしまうのです。
他にも『東西南北』と書いて『ヨモヒロ』と読んだり『小鳥遊』と書いて『タカナシ』と読んだりと、漢字には結構ユニークな一面があるんですよ。
まぁ、上の文で述べた話は全く関係なく、『妖狐』=『イヌ』と読むのには、作中に登場する御狐神双熾(みけつかみ そうし)が妖狐であり、主人公:白鬼院凜々蝶(しらきいん りりちよ)に対して犬のように慕っていることから、さらに自ら「凜々蝶様の犬」を称していることから、読むと推測される。
『本気』と書いて『マジ』と読むノリと似たようなもの。
長々と書いてみたがこんなことは本編の一話を見れば誰でもわかる。
【総評】
どちらかといえば女性向け。いや、女の子向けかな。「妖館」の住人が女の子ウケのよさそうな住人ばかり。おまけに「妖怪」って属性もついてくる。
しかし、先祖返り(妖怪)設定は必要だったのかな!?まぁ1クールではそこまで掘り下げないかw
主人公(凜々蝶)は御狐神と出会う前まではほぼ孤独な少女。
ここまでは他の作品にもよくある。しかし、彼女は言動は天の邪鬼で心はとても繊細。大抵こういった設定の子は根が図太いってのが多いんだけどね。
そんな所を理解し、慕う御狐神。そんな二人を中心に描かれるヒューマンドラマ。
似たような作品はいくつもあるが、凜々蝶の内面には魅力を感じる。「ツンしゅん」って言うそうだが、自分の感情が裏目に出てしまうのは「ツンデレ」と同じ。「しゅん」は天の邪鬼な態度を見つめ直し、後悔するといった感じ。
まぁこの作品以外で「ツンしゅん」なキャラと出会うことはないでしょう。
終盤の山となるエピソード以外は、ヌルいエピソードが続きましたね。{netabare} 「ありがとう」を言うためだけの一話や、「コーヒーを一緒に飲もう」って誘うだけの一話。
ねっ!?ヌルいでしょw!? {/netabare}
そんな所は女性にはウケがよさそうな印象です。女心は私には理解できませんけど、色々と可愛いらしいエピソードの多い作品だな、と感じました。
あと、OPは皆さん絶賛してますが本当にカッコよかったです。作りもとても良かったです。
本気で語ると長くなりそうなので・・・この辺で。
【最後に…】
声優の事はあんまり言いたくないのだけど、凜々蝶を演じてる日高里菜さんが日高里菜さんらしくない。それはそれで良かったですけど。