退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
人を「好き」になるって・・・
※略式感想※
2017年、第一話が衝撃的過ぎてHDに貯めて視聴封印してましたが、他作品が容量圧迫してきた為、思い切って2018年正月に視聴し何とか完走しました・・・ああ、でもやっぱり観てて辛かった・・・。
「片思い同盟モノ」と言えば「とらドラ」なんかありましたが、本作は生々しかった(痛々しかった)・・・
恋愛物、ストーリー物、アニメ作品、としては「夢」が無く、
人生そこそこ過ごしてきた人には「懐かしくも愛おしく」思えたかと思います(センチメンタル?)。若い人には判らないかもしれませんが、人生の「大体の恋愛事情」って結構上手くいかないもんです。そういう意味でリアルで面白いとも思えるし、これから生きていく若い人に参考になればと願います。「願い」を望むのは悪いことではないのですが、決して「叶う」とは限りません。、と言っても経験しないと判らないから片思いヤングメンの花火も、麦も、早苗も、のり子(モカ)も、自分の気持ちに突っ走って、嫌われたくない一心で臆病になるのはしかたないですね。
その点、人生経験をその人当たりのいい「仮面」と、悪(意?)を処世術とし、腹黒く、したたかな茜先生。実際こんな人なんて居て欲しくないけど居るんだろうなぁ・・・(劇中では、まぁ何とか収まったけど、ホント現実的には麦の言うように絶対「刺される」と思う。そして今わの際で「何で!何で私が!!・・・」なんてほざくんだろうなぁ。)
キャラ一人々々のモノローグの多用で心理描写がシッカリしてるように思えましたし、全体の落ち着いた雰囲気(コント少な目)も良かったです。
性描写も放送出来る範囲で結構多用されてましたが、ドキドキして話に集中しづらくなって辛かったぁぁぁ。(本作後、TL物のショートアニメが出てたりもしましたが、本作以上に「良い」出来は無く、薄っぺらいものばかりでしたね。)
{netabare}
ハッピーエンドとはいかないまでも(?)、みんなそれぞれ「自分」の『道』を歩み出してゆく終わり方は感慨深いものでした。{/netabare}