花林糖カッ! さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:----
タイトルなし
本当に名前と宣伝だけの作品としか言い様がないです。
始まる前から春の期待作と言われていましたが、最初から最後まで残念すぎる作品でした。
まず、1話でショックを受けました。ギャグが寒い、意味が分からない。意味が分からないのは最後に分かれば問題ないので気にしていませんでした。しかし、何話見ても、致命的なギャグの寒さは改善されず(唯一いすが飛ぶやつだけは笑いましたが)、その寒いギャグを連発してストーリも見えて来ない。中盤にはもう救いようがないことを悟りました。
それでも仲間内でどうなっても最後まで見ようということになっていたので、最後まで見ましたが、終盤は終盤でひどかったです。いや、終盤が一番ひどかったです。「前世でやりたかったことやったら消える」という前提は気がつけば「消えようと思えば消える」に変わっていまい、いつも前回との脈絡もなしに冒頭から話が変わる、といった感じです。
私はkey作品は全く知りませんが、不治の病とか寝たきりとか引き出しの少なさを露呈し、悔いを残して死んだ者たちの世界という感動させるネタ満載の世界観でも、全く感動させることが出来ない。何よりも凄いと思ったのは、午前中に見て夜寝る前にはもう内容が思い出せないくらいの薄っぺらい内容です。たぶん、それが感動させられなかった一番の理由でしょう。
長くなってしまいましたが、まとめると、散々過大に宣伝したくせに伝説に残るくらいの駄作になってしまったということです。賞賛する人は、きっと脚本の某さんに対するもはや宗教化したとも言える先入観に支配されているのでしょう。あと、「2クールなら・・・」とおっしゃる方もたくさんいらっしゃいますが、脚本家が変わらない限り、寒いギャグと薄っぺらい感動話で終わってしまうと思いますよ。