シャベール大佐 さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タツノコプロのヒーローたちが活躍する3DCGアニメ
タツノコプロの往年のヒーローたちが集結し、協力して戦うオリジナル3DCGアニメ。全12話。
登場するヒーローはガッチャマン、テッカマン、ポリマー、キャシャーンの4人。元作品については詳しくないですが、特に問題なく楽しめました。
内容的には、ヒーロー4人がヒロイン・界堂笑(かいどうえみ)を守りながら、世界を救うために敵と戦う、みたいな感じ。最初から最後まで、どの回も普通に悪くなかったのですが、物語として終盤にかけてどんどん盛り上がっていくという感じでもなかったです。個人的にいちばん好きだったのは、敵としてダミアン・グレイ(CV:平川大輔)、またはベル・リン(CV:花澤香菜)というキャラが登場するエピソードでした。どちらもかなり個性が強く、声の演技にも魅力があり、観ていて単純に面白かったです。逆にラスボスとなるキャラは、ストーリー的には悪くなかったのですが、娯楽性についてはやや地味だったように思いました。また、ヒーローたちは協力して戦っていても結構苦戦する場面も多く、それほど強いという感じがしなかったのが、元作品でもそうだったのだろうかと、ちょっと気になりました。
3DCGによる作画は、いわゆる普通のアニメっぽくなくて、ゲーム映像にでもありそうな感じ。ヒロインの通う学校の制服のデザインはこの作品の絵柄に合っていない気がしましたが、それ以外の部分は意外と違和感なく楽しめました。特にアクションシーンの出来はなかなか良かったです。
音楽はED曲が好みでした。
最後まで観終わって、終盤の展開にもう少し派手さが欲しかったですが、全体的には普通に楽しめました。この春には劇場版が公開されるようなので、機会があれば観てみたいです。