ねごしエイタ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
生まれ持った性質、機械になって分かったこと
正に異色といった、SFアニメとでもいうのだろうかです。
やっとだったんだろう一軒家を買うことができ、冴えないながらも家族と暮らすけど、家族と距離のある犬屋敷壱郎のアニメだったです。
ガンを申告され、絶望のさなか偶然居合わせた少年と共に信じられない事故に巻き込まれ、異星人だかに兵器のような体に蘇生されるですよねです。
犬屋敷さんは、その力を罪もなく苦しめられている人、苦しんでいる人のために使っていくという訳です。
一方で、もう一人の獅子神皓は、幼馴染の直行、家族、後に関わるしおんやそのお婆ちゃんに対して心配するもののそれ以外は、どうでもいいとして力を犯罪などに使ったりするです。
声に感情がなさすぎると思ったです。
その両極端ともいうべき、二人の日常は、神と悪魔を思い浮かべるような気がするです。
{netabare} 犬屋敷さんは、病院を訪問し人知れず、絶望にある人を救っていたことに感動したです。
暴力団の男が女性にとんでもないことをしつつあるときに、助けに行って悪い奴らを倒したことは、他の人達には到底できず、そうしなければならなかったです。
獅子神も取り返しのつかないことを繰り返したけど、母親との生活でやめようとした。でも、警察に突き止められ、襲撃にしか見えない押し入りを受け、残された母親が自殺する羽目になったのは、複雑なものを感じたです。
クラスメイトのしおん達によって、また思い直したこともあった。またもや殺人目的にしか思えない奇襲を受け、生き返らせたとはいえ、無関係なしおんやそのお婆ちゃんも被害を受けるのです。同情なのかもしれないけど、
やるせなかったです。
獅子神は許せなるものがないにしても、これらのことが後の獅子神の暴走の引き金にしたのは、間違いないです。
警察だけでなく、それ以外の人達にまでその大規模な暴走が、及ぶことになったです。犬屋敷さんは、暴走を止めるために立ち上がり、娘巻き込まれ、苦戦のさなか勝つ事はできたけど・・・。
そのあとに改めて、犬屋敷さんは、自分の存在を認識するシーンには、心を撃たれたです。
最終回の彗星の衝突というのは、こんなのないなぁと思ったです。あの惨劇の後やっと、やっと家族が一つになることができたのに、急すぎて悲しすぎるです。こんなのないよ~です。唯一の救いは、娘の麻里の一歩でしたですかです。{/netabare}