「時をかける少女(アニメ映画)」

総合得点
89.6
感想・評価
4041
棚に入れた
21198
ランキング
77
★★★★☆ 4.0 (4041)
物語
4.3
作画
4.1
声優
3.7
音楽
4.1
キャラ
3.9

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ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

悔しいけど、いつ観ても最後には泣いてしまう

夏になるとなぜか観たくなるし、夏休みにTVで度々
放送されることが多いこの作品。
原作である小説の内容から20年経った、という設定での映画化で、
高校生たちの雰囲気もかなり変化しているから難しいだろうなと思ったけど
観てみるとそれほど違和感なく納まっていた気がする。

舞台は東京の下町。主人公である女子高生・紺野真琴が、
ある朝、踏切事故にあったのをきっかけに、時間を過去に遡って
やり直せるタイムリープ(時間跳躍)能力に目覚めてしまう
という話から展開していく物語。

タイムリープに関しては特に、矛盾点やツッコミどころがあるものの、
登場する真琴をはじめ、クラスメイトの2人の男子、千昭、功介の
自然でさわやかなやりとりや、テンポのいいエピソードで気にならなくなり、
最終的には涙しているという。

けど、正直言うと個人的には真琴のような女の子は好きになれない。
なぜかって、あまりに無責任で都合が良すぎるから。
でも、結果的には大事なことに気づけたみたいだから許す~(笑)

ちなみに原田知世さんが主演した映画版を知っているので
ニヤケてしまうシーンがいくつかあったり。
奥華子さんの歌う挿入歌とEDは物語にすごくマッチしていて、
このアニメ版を観て以来、この曲聴くだけで涙腺が緩むようになってしまってる。
だから悔しい。

背景のやわらかで繊細なタッチも、ノスタルジックな雰囲気を
盛り上げてくれて、とても美しい。
{netabare}
ちなみに、功介は誠に対し「前見て走れ」と言葉をかけるけれど、
千昭は「飛び出してケガするなよ」と伝えていて、
それぞれの未来に対しての捉え方にも聞こえ、またこの違いが
彼らと真琴の距離感を表しているようにも感じ、なかなか興味深い。
{/netabare}

投稿 : 2013/02/04
閲覧 : 528
サンキュー:

67

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