chariot さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
恐ろしい地獄の楽しい毎日♪
漫画原作の全13話。
ジャンルはギャグ。メタ、ブラックも多め。
1話2本立ての形式で進みます。
一応2期ですがまあ1期観ていなくても楽しめると思います。
(2期は分割のようで2018年4月クールから続編の予告有)
閻魔大王の第一補佐官である鬼灯(ほおづき)を中心としたお話。
地獄を舞台に一癖も二癖もある濃いキャラたちとドS鬼神・鬼灯様の地獄の日常ギャグです。
1期もかなり楽しんで観ていた作品ですが2期になり制作会社がWITからディーンに変わった事で多少の不安もありました。
しかし1話目からそんな不安を吹き飛ばす見事な世界観と遊び心の維持で一安心。
まず評価を。
物語4.0
日本の地獄を舞台にしている為、歴史上の偉人やおとぎ話の登場人物などが様々な経緯で地獄にいたりします。
各人をゲストに据えた回では非常にざっくばらんに解りやすい解説で神々の歴史や伝承、地獄の成り立ち(一部作品に合わせた改変)などのうんちくが語られ、ちょっと賢くなった気になれます。
作者の方は古事記などを参考にされているようで設定には拘りが感じられます。
創作のみで作り上げた世界ではなく文献に残る世界観を取り入れつつ、強烈なキャラを作り、現代のパロやメタを組み込む。
よく練られたギャグとオチに笑うよりも感嘆してしまう事もしばしば。
勢いだけのギャグ物とは一線を画す知的な要素もありつつ、鬼灯様の変わり者というかドSキャラで笑いを取りに来る姿勢も柔軟性があって◎
キャラ4.5
声優4.5
基本ギャグ物なので個性的なキャラが多いのは当然ですが個人的に心に闇を持つうさぎ獄卒の芥子ちゃんが可愛くて……
客観的に評価をしたいのですがここは芥子ちゃんと種崎さんで加点させてもらいます。
一番好きなセリフは4話の「興味を持つ私…」
セリフ自体はなんでもないセリフですが言い方が可愛すぎる。。。
シロちゃんの相変わらずの天真爛漫でちょっとおバカな無垢さもまたお前か…と言いたくなるフェミニスト神獣・白澤、もはやこの世界で一番の常識人となった桃太郎、お香さんの天然っぷりと前期からの登場人物も健在で、漢さんや葉鶏頭、一子二子などTV版初登場となる曲者も更に増え、賑やかな地獄を盛り上げてくれました。
まとめ。
今期も非常に楽しめました。
多分観る人を選ぶ作品ではないのでちょっと観てみるかぐらいの気持ちで観てもらえればと思います。
登場人物は男性率が高く(鬼灯様イケメンですしね)動物獄卒も可愛いので女性の方が好まれる方が多いかもしれません。
思った事:
{netabare}猫好好の声に賢雄さんを使うのはどうなの?
絶好にいい声で不気味に「にゃー」とか言われても(笑)
漢さんが若本さんってずるい……
鬼灯の名前の由来に感心。
鬼火と丁が合体して鬼灯……閻魔様……意外と素敵(笑)
12話で鬼灯様の持ってた鳴く金魚草のペンが欲しいと思った…(笑)
最終話のEDが1期のOP「地獄の沙汰も君次第」だったんで今後制作する気ないのかと心配したら続編あった!超嬉しい(笑)
迷惑だから書かないけど…芥子ちゃんの魅力について語ったら数千字いける自信がある(笑)
{/netabare}