◇fumi◆ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
人恋しい妖怪たちと夏目君のふれあいを描くハートフル作品。ニャンコ先生とお呼びくださいw
2008年放送のテレビアニメ 全13話
原作 緑川ゆき 監督 大森貴弘 構成 金巻兼一 キャラデザ 高田晃
制作 ブレインズ・ベース
原作は緑川ゆきによる女性向けコミックで現在までに22巻刊行され続いている。
アニメ化は、08年、09年、11年、12年、16年、17年にテレビアニメが放送。
2018年は劇場版が公開予定。
第一期放送当時も話題になり多少は見ていたのですが、
半分くらい視聴してその後は一切観ていなかったのです。
ここまで長大なシリーズになると最初から見直しがだんだんと億劫になってしまうものですが、
今回一念発起して全シリーズ視聴に挑戦することにしました。
74話+1話ですから、まあぼちぼち観ようかなという感じです。
舞台のモデルは熊本県人吉市 長大な作品だけあって地元のタイアップも成功しているようです。
夏目貴志 CV神谷浩史
両親を亡くし藤原夫妻に引き取られ育った高校1年生。妖怪が見える体質。
ニャンコ先生 CV井上和彦 小林沙苗
夏目によって封印を解かれた上級妖怪「斑」。
見た目はブタ猫だが、斑の姿では強力な力を発揮する。
時々、夏目の祖母レイコそっくりの女子高生に変身する。
夏目の母親代わりの藤原塔子は「ニャンキチ君」と呼んでいる。
シリーズではほかにも重要人物が存在しますが、
第一期の段階では主にこのコンビと脇役という感じです。
ただし、夏目の同級生のメガネ女子 笹田純 CV沢城みゆき は、
原作では1話限りでしたが、アニメでは第一期からすでにヒロイン扱いのようです。
すでに亡くなっている夏目の祖母「夏目レイコ」CV小林沙苗は強力な妖力を持ち、
多くの妖怪の名前を書いた「夏目友人帳」を作成し、妖怪を手下にしたらしい。
この物語の発端は夏目友人帳の発見とニャンコ先生との出会いで、
夏目は妖怪たちに名前を返していく決意をする。
妖怪と言っても様々で、ほとんどは人間に害をなさない心優しく寂しがり屋のようです。
妖怪との出会いでじんわり泣かせる作品ですが、
1話ごとに泣かせるという大変なストーリーテラーぶりを発揮しています。
そんな作品は他には見当たりません。
原作は元より丁寧なアニメ化に尽力したスタッフの努力の結晶ともいえる名作だと思います。
6期まで制作されているのにもかかわらず、大きな進展がないようなので、
続編のことはあまり気にせず、とりあえず一期から観るべき作品だと思いました。
ファンも非常に多いようなので、話題のためにもまずは一期視聴。
気軽に取り組んでみて欲しい良作中の良作です。まずは気軽に。