吠舞羅 さんの感想・評価
3.1
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
もやもやしながらも、楽しめました
いいアニメだと思いました。
この作品は、1期扱いになる無印のゼロの使い魔を含め、4作品ほどが放送されています。この評価としては、シリーズすべてを総括して書きます。
順番としては、
1、この作品
2、ゼロの使い魔 双月の騎士
3、〃 三美姫の輪舞
4、〃 F
という順番になっていて、1~3作品目までが、2006年から毎年連続で、最後4作品目では、3作品目の4年後、2012年に放送されています。
まずは、作画についてですが、正直最近のアニメには少ない。そして、すこし前まではこんな感じだったというような、顔が比較的横に大きく、目がとても大きく描かれていて、短髪めのキャラクターの髪型は蘭姉ちゃん風という、好みの分かれるものでした。
僕個人として、最初はこの作画があまり好きになれず、どのキャラクターにも関心を持てませんでした。ですが、人間慣れというものがあります。決して慣れないと見ていられない。というわけではありませんが、僕は感情移入しにくかったというのが第一印象です。
しかし、2作目、3作目連続してずっと見ていけたのは、ストーリーの展開の良さが一番の要因です。
ストーリーについては、後で詳しく書きます。
作画の話に戻ります。
アニメそのものにはまった方は、ぜひとも見るべきです。というかそんな方はもう見てますよねw
最近アニメを見始めた人が見る場合。とくに、SAOや進撃の巨人など(他作品を挙げてしまって申し訳ございません。)でこのアニメに行き着いた人は、作画(キャラデザ)で途中であきらめてしまうかもしれません。
この時代では、こんな感じの作画が多かったのですが、最近の作品に比べてしまうと少しクセがありますよね。
では、ストーリーについてですが、
1作品目、十分におもしろい展開です。特にいうなら、ネタバレになってしまうかもしれませんが、現代のアレが登場するシーンなど、本来アレの歴史を知っている人としては、あんなに軽々しく登場していいものではないとも思います。ですが、主人公の最初の反応などでふざけて扱われている点がないなど、配慮とも受け取れるような感じで、逆に感動を誘うものとなっていました。
2作品目、1作品目がいいところで終わりすぎていて、満足してしまうので、見ようと最初から決めていたほうがいいかもしれません。僕は、2作品目以降も観ることを強く強くお勧めします。
特に、最終話、かっこよかったです。ぽろっとネタバレしそうなので多くは書きませんが、あれは見習いたい。w
3作品目、個人的に主人公の心情や、ヒロインの心情を語らせるようなストーリー展開が多かったような気がします。そのおかげで、見ている側も4作品目へと引き込まれていきました。リアタイで見ていたとしたら4年は待てなかったかも、、w
特に、新キャラクターの登場と、あの方の再登場、まさかのあの子のあの姿。伏せまくっていて何が何だかわからないかもしれませんwですが、この3人は、感動や面白さを引き立ててくれる大きな要因です。4作目に視聴者を引っ張っておくためには必要なキャラクターといえると思います。
4作品目、いい展開にいい終わり方でした。
この作品から作画もより時代の移り変わりを感じることができるとも思えます。
特に、11話~12話。手放しにたたえることはできませんが、いいストーリーでした。
音楽は、これだけは言っておきたいいいところがあります。
普通のことなのかもしれませんが、4作品目のまさに感動を誘うシーンで。
BGに1作品目のOPが採用されています。
これは、見ていてとても心振るわされました。よかったです。
声優は、時代的にいまも輝くような素晴らしい声優さんがちらほらと、釘宮病にはご注意を。
ストーリーについて長く書きすぎて、他が簡素になってしまいましたが、それほどにいい作品でしたよ。
時間があって、多くのジャンルのアニメを見てみたいという、声優さんや、BGM、曲、デザインにこだわらずに見れる方。オススメです。
本当は、どんな人にもおすすめしたいところですが、やはり好みの分かれるストーリー、デザインだと思います。
ちなみに、鑑賞後に驚いた点は、公式サイトです。
ぜひ、全作品のHP見てみてください。
僕は、ITに関わっているエンジニア志望なのですが、4作品目のサイトから、ソースやデザインが進歩していました。こんなところでも時代を感じるくらい、長い間親しまれた作品なんだと感じることができましたよ。