空知 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
メインヒロインに魅力がない作品でした
私が住んでいる地域では、最終話が2018年1月初旬までないため、
最終話のみAT-Xにて視聴。
結論から言うと、決して悪い作品ではないのですが、あまり引きつけられる作品ではありませんでした。
受験期に於ける高校生の不安定さ。
その不安定さに重なるような男女の恋愛模様。
実際に鑑賞していても、特にここがダメという部分はないのですが、
なぜか心に響いてきません。
一つには、ヒロインの影が薄かった感があります。
サブヒロインの写真部女子のほうが、大半の男性は魅力を感じたはず。
ヒロインを魅力的に描かないと、評価は上がらないと思います。
なぜ写真部女子のほうが魅力的に感じた視聴者が多かったんでしょう。
ヒロインに笑顔がなかったこともひとつの理由かも。
視聴者に「ヒロインの魅力・特徴はどこですか?」と尋ねても答えに窮する人が多数いるのではないでしょうか。
明らかに写真部女子のほうが個性的で特徴も答えやすい。
二つには、話のほとんどが読めてしまうこと。
終始ストーリーが「単純」すぎるのです。
単純であることが自体が悪いとは言いません。時には「王道」と賞められる場合もあるでしょうけど、この作品は裏目に出たような気がします。
唯一、どんな形で心が通じあうかという最終話が単純さを脱するチャンス。
ですが、こんな韓流ドラマみたいな終わりかたは、いただけません。
もう1人のサブヒロイン、{netabare}森川さん{/netabare}
彼女のほうが、進学で大変なときに、告白されて、戸惑ったり、進学後本当に離れてつきあって行けるのだろうかと悩んだりする点で、
「進路で不安定になっている若者の恋」
が上手に描かれていたと思います。
ホクロは英語で beauty mark 。ヒロインに魅力がなかったために、本作ではサブヒロインに使ってはいけないような気がするんですけど。
ちなみに、このサブヒロインも、メインヒロインと違い、魅力や特徴を挙げやすい。
メインヒロインの魅力が私には分からなかったために、胸を打つ要素がほとんどありませんでした。