やまげん さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.0
作画 : 2.5
声優 : 1.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
何もかもが幼稚
この作品のファンの方は以下の感想は不快かもしれませんので読まないことをおすすめします。
本作品は、極めて幼稚な作品だと思いました。
ストーリーは、結局どうして二人が機械になったのか、二人を機械にした宇宙人(?)は何だったのか、そもそも機械としての二人の体の仕組みはどういうものだったのかが全く説明されないまま終わり、納得がいきませんでした。
それに、獅子神はもちろん、犬屋敷壱郎もそれなりに人を傷つけているのに、それに対する葛藤についての描写が全然足りないと思いました。
また、最後は獅子神が地球を守るために自爆しましたが、だからといって獅子神がたくさんの人を殺したことが正当化されるものでもないはずなのに、たくさんの人を守ったからそれでチャラになったような雰囲気を出しているのが気に食わないところです。
シーンも、とにかくエロシーンやグロシーンを入れて目を引こうとする意図が見え見えで、そのシーンを描く必然性も何もないように思いました。
二人が戦うシーンは、「バン!」「ダダダダダダダダ…」で撃ち合ったりしていて、まるで子供が考えた戦闘シーンでした。ギャグシーンとして描かれていたのであればそこそこ笑いましたが。
その他にアニメ特有の問題として、アニメではメインキャラ3人に俳優を起用していますが、村上虹朗、本郷奏多はアニメに合わせた演技で、違和感なく馴染んでいたと思います。
しかし、小日向文世は、アニメ作品の演技としてはド下手くそだと思いました。
演技そのものも下手で他の演者の演技と調和していないのですが、何より声が小さくボソボソ声でしゃべるシーンが多くて、何を言っているのか聞こえないことが多々ありました。
なぜ音響監督がこれでオーケーを出したのか、理解できません。
唯一よかったのは、本作品は主人公が58歳のおじさんでビジュアル的に映えないにもかかわらず、特段それがマイナスになっていないことだと思います。
むしろ、その年代を主人公に据えることで、家族との関係を描きやすくなっていたような気がします。