「モーレツ宇宙海賊[パイレーツ](TVアニメ動画)」

総合得点
72.7
感想・評価
953
棚に入れた
4594
ランキング
1110
★★★★☆ 3.7 (953)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.8

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ネタバレ

じょー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

丁寧に作り上げた、古き良きスペースオペラ

OPとEDやモブにももクロが関わらなければ、もっと素晴らしいアニメだったと思います。タイトルとOPでかなり損をしていますが、萌えもエロも恋愛も要素としては、おつまみ程度で、メインのストーリーはこれぞスペオペ。

地味ですが、実に丁寧にストーリーが練られていて、一つ一つのエピソードに、論理的な矛盾を感じさせることなく、キッチリとけりを付けているのが素晴らしいです。

世界観の表現も説明臭さがなくて、肩の力を抜くところと、力を入れてみるところのバランス感覚も素晴らしかったです。地味な電子戦などもありながら、ドンパチの時には、思い切って戦闘シーンを描くなどのメリハリもキッチリ付けていました。

ストレスなく爽快に話が進んでいくので、見ていて次の展開が、とても楽しみで気持ちいいですね。決して新しい感覚の話題ではないのだが、古き良きスペースオペラを感じさせてくれます。

序盤3話までが、すこし退屈に感じまして、正直3話で一度は切ったのですが、5話あたりから、段々と面白くなっていきました。オデットII世と電子戦編、謎の幽霊船とグリューエル編、女子高生海賊編、ネビュラカップ編、海賊同盟対グランドクロス戦編と後半に行くにしたがって、右肩上がりで面白みが上がってきました。世界観の積み重ねによる厚みがましていく感じです。サトタツさんの心配事であった、終盤のグタグタもなく、最終回は、アニメの最終回はこうあるべきという、落としどころを見せてくれます。

おっさん達には、「エリアル」の作者といった方がわかりやすいかもしれない、原作者笹本良一氏。ラノベというより、本格SFに近い、笹本良一氏の練られた原作を、アニメに見事に料理して見せたサトタツ氏。お見事でした。劇場版も楽しみです。

以下各話レビュー
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{netabare}

19-20話

ヨット大会編スタート、19話以降オリジナル展開と言うことでしたが、日常回も含めて、うまくキャラクターを動かしてくれました。今回は、ケインとあいちゃん回でした。茉莉果さんの決断の相変わらずの早さや、高校時代に楽しめることは楽しんでおこうという姿勢に、覚悟が見え隠れしていて、相変わらず男らしいです。
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15-18話

15話以降の白鳳学園海賊のシリーズが終わりました。回を重ねる事に、茉莉香さんの格好良さはうなぎ登りです。ジェニーの依頼を受けるところと、ドンパチはやっぱり楽しいですね。話に大きな矛盾なく、これは原作読んでみたくなったのですが、原作も本屋で買うには若干ハードルありますよね?弁天丸クルーの大人の視点と、茉莉香さんのそれを甘んじて受け入れながらも、お互いになにも言わない所とか、いいですね。茉莉香さん、全然可愛いとは思えないんですが、むしろ女だったら惚れてるわ~という印象です。

当たらなければどうということはない by ちあき
ちくわぶ、らぶ by 茉莉香

微妙にセリフの使い方がうまいですよね

そして、来週からはオリジナルの展開になるようですね。これいままでいい感じなだけに、楽しみ半分不安半分。伊藤美智子さん脚本回も無難に乗り切った感じですね。
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13-14話

トリニティ編が終了して、新章に突入します。日常回もそれなりに楽しく、そして、相変わらずの白馬の王子様ぶりなのですが、いろいろな所に伏線を張りつつ、新しい展開。臨時休業中の海賊クルーの代わりに営業に抜擢されたのは、予想通りヨット部メンバー。この展開は面白いですね。またしても楽しみになってきました。
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10-12話

黄金の幽霊船編は決着を迎えます。王家の後継者、スペオペ、艦隊の戦闘、そして海賊の営業という設定、王道なのですが、だんだんと成長して格好良さを増していく主人公と、非常に丁寧なストーリーの運び方が好印象です。それにしても、マリカさんの男らしさがなににしても増してきて、グリューエルとの絡みでは、完全に白馬の王子様。これはお姫様が惚れてしまうのも仕方ない感じです。演技の方も段々と上手くなっている様な印象です。
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レビューを一度書いて、消してからの再レビューです。前回レビュー頂いたか方、本当にごめんなさい。

2話終了時点、切るつもりまんまんでいて、実際切ってたのですが、残っていた録画を見てみると意外に面白くて、3-5話週末一気に追いついて見ました。すでに何人もの方が書かれているかと思いますが、漂う昭和の香り、ナデシコの香り。そしてあまりにも冴えない、OPとEDについては、完全に同意です。

この、OPEDの音楽、絵柄と旧態依然のシャーロックハット、冴えないタイトルで大分損してる気がします。タイトルと絵柄からは、正直パンツアニメとしか思えなかったです。実際の所は、最近のキャラクターらしさがありながら、パンツとかそう言うあざとさが全然なくって、それがかえって健全で、好感度高い気がします。でも円盤は売れないだろうな~

4-5話当たりから、本格的に話が動き始めてみると、実にストーリーを丁寧に作っている印象を受けます。前期放送に間に合わなかった分だけ、ブラッシュアップされているのでしょうか?

スペオペはやっぱり、戦闘が入ってくると一段とワクワク感があがるなと、電子戦あたりから思い始めました。「馬鹿め!」は沖田十三のオマージュですかね?隔壁を閉じたり、光学照準に驚いたりと、非常に細かいところに気を遣ってます。もう少し継続です。

{/netabare}

投稿 : 2012/07/01
閲覧 : 377
サンキュー:

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