でこぽん さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
優しい主人公と素晴らしい歌なんだけど・・・
この物語は、全身義体(脳以外の体全てが人造で作成したもの)の主人公ネネが、同じく全身義体のクラリオンと一緒に活躍する物語です。
ネネの目標は『世界平和』です。
ネネは、人に親切にすることで、世界平和を実現しようとしています。
一人一人が周りの人に親切にすれば、世界平和は必ず実現できる。
ネネはそう考えています。
これは、変な政治家が口ずさむ世界平和よりも、はるかに素晴らしい考えです。
だから、ネネの行動は、優しさに満ちています。
また、彼女の性格もほのぼのしており、親しみを感じます。
{netabare}
ネネは普段は平凡な少女ですが、クラリオンと一緒に行動すると、二人は地上最強のペア戦士へと変化します。
さらに、ネネは、クラリオンと一緒だと、戦士以外にもいろんな職業のエキスパートに変身することができます。
{/netabare}
ストリー展開もテンポよく、ある場面では思わず感動します。
主題歌はZAQが歌うhopenessです。
曲も素晴らしいですが、歌詞はもっと素晴らしい。聴いてて思わず心に刺さります。
(二番の後半から三番にかけても素晴らしい歌詞なのですが、テレビでは聴くことができません)
しかし、これほど素晴らしい要素があるにもかかわらず、
あまりにもふざけているとしか思えない箇所が、ところどころあり、それが作品の素晴らしさを台無しにしています。
それが無ければ、名作の仲間入りをすることができ、
世界中の子供たちが見ることもできたはずなのに…と、
思わず残念な気持ちになる、そんな作品です。