岬ヶ丘 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
1期に比べるとやや失速か
最終話前の一話、ついに6つ子がニート卒業か?からの最終話。個人的にここで本当に六つ子がニートから卒業するというラストも、もしかしたら脚本担当の松原さんならやるかもしれない。あえて終わらしていくスタイルは英断だなとか期待していたが、本当に見事にぶん投げて下さった。
この作品って基本いつまでも続けられるけど、その気になれば6つ子のニート卒業でいつでも終わらせられる、不思議な形の作品なんだなと再確認。でもやっぱ終わらせませんか。
1期同様基本的にオムニバス形式。頭を空っぽにしてリラックスして見れる。内容は1期に比べてシュールな笑いよりも、下ネタ系の回が多いので好みは分かれるかも。笑いやネタのバランスが非常に重要な部分なので、その加減を誤るとすごく面白い回と全く面白くない回に二極化してしまう。1話単位構成なので、よくも悪くも見て蓋を開けてみるまで分からないためギャンブル要素は強い。続編という事で視聴者の目も厳しくなって、インパクトに欠ける影響もあるかもしれない。
登場人物が6つ子とその周囲の人々と限られているので、キャラクターのやり取りにもややマンネリ感があったか。全体的に一松が絡む回は面白いエピソードが多かった印象。カラ松はイタい感じが和らぎ、まともな次男になっているなど、2期からキャラのイメージの変化も感じられた。
OPは1期同様A応Pが担当しているが、特に1クール目のOPは和風テイストのかっこいい良曲だと思う。
一番話題になった回は第18話「イヤミはひとり風の中」か。2期のなかでも異色の回で、イヤミがメインの昭和感溢れるテイストがいい味を出していた。鈴村さんの好演も光った。この話数だけでも2期完走した甲斐もあったかなと思えるような神回だった。
3期はどうなんだろう・・・。どうなんだろう・・・。