ダレイオス さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
この手のジャンルのアニメとしては出来はいい方だと思います。
ロボットアニメオタクで天才コンピュータープログラマーだった男性が
ある日、自動車事故に巻き込まれて死亡する所から始まる
その後の異世界の話になり、とある美少年の話になる
よくわからない開始だよな
まさかこの美少年が天才コンピュータープログラマーだった男性と言わないよねの開始
がしかし・・・そのまさかのまさかのそうらしい。
しかもコンピュータープログラマーだったころの能力を引き継いで
要するに頭脳は大人、体は子供をやりたいわけですね。
異世界の設定はロボットが存在して、昔のヨーロッパ風で
そこの人は魔法が使えて、学園はどっか見たことあるような魔法学校風
ただし、美少年は天才コンピュータープログラマーという天才の知識とロボットアニメ好き
だった影響がみられる以外は転生後の性格には影響していない感じでした。
何分死亡してから異世界までの描写が省略されているので
そこんとこは詳しくわからない。
やっていることは美少年である主人公が前世の知識を引き継いでいるから
他の人間よりもはるかに高いスペックの恩恵で学業で活躍してトントン拍子で出世していくもの
しかも異世界はロボットが存在して主人公は出世してロボットの開発まで
関わるようになり自ら乗り込んで戦うという
なんだろう、ロボットアニメオタクが死亡して、異世界に転生して
ロボット開発に関わるようになり、しかも出世していくストーリーと
オタクの妄想を具現化したストーリーと見ていてすぐに気が付くし
しかもご丁寧に、劇中の語り部のナレーションで
この主人公の武勇伝ぽいストーリーだと明言されているので
それを隠すつもりもないみたいです。
要するに「俺強い」系ですね。
申し訳ないがこの手のジャンルは私の好みからは外れるので
多分レビューは当てにならないと思います。
あくまでもこの手のジャンルが好みではない人の意見です。
1話見た感じだと世界観はゴチャゴチャしているかな
巨大な魔物のような猛獣がいたり、ロボットアニメなのに違和感が目立つ
そして魔法の強さは絶大で巨大な魔物のような猛獣を軽々と魔法で一掃とロボットいらなくねえ?
と思える攻撃力で早くもこの世界でのロボットに乗ることの優位性があやしくなる
最初は色々な要素を無理やり詰め込んだ感じ
もう気が付いてしまったこのアニメはまじめに見てはいけないと・・・
オタクの妄想を具現化した設定なので細かいことを気にするとガバガバになる
ただし気にしなければ意外に見れる。
まず戦闘シーン
ビルくらい強大な魔物にモブのロボットに乗ったキャラがやられまくる
この展開で次はもうどうなるのかは大体わかったけど
でも、その展開までは悪くはないかな
強大な魔物の強さは描写していて相手の強さはかなりのものだと
わかるので悲壮感漂うモブのロボットの乗った人の姿は印象に残るほど
で敵の見せ方は悪くない。
敵が吐き出す火炎の威力の破壊力は凄まじく、「おおっ」凄いと思った。
最近のアニメでここまで手強そうな敵は少ないかもね。
主人公も本来ならロボットに乗れないが天才コンピュータープログラマーだったから
その能力のおかげでロボットをパワーアップさせて
そして乗れるという露骨すぎるチートは意外に面白かった。
何でかといえば作画がしっかりしていたのが大きい。
しっかりとした作画でロボットをパワーアップさせる
主人公の凄さを描写していたので意外にいけた。
そしてロボットに乗った主人公が強大な魔物と戦うもので
その姿もロボットの動きは細かい部分まで動いていて
スピード感もあるし、重さもあり、しなやかだし凄く良かった。
ロボットがCGだとスピード感のなさ、軽さ、カクカクしてるなど
が目立つことが多いけど、そんなことがないのは美点でしょう。
強大な魔物を簡単に倒すのではなくて止めを刺すまでの過程もあるので
倒し方も悪くなかったです。
パワーアップの理由付けも前世の設定はいかしているし、敵の見せ場もあるし
主人公の強さの見せ方も悪くないと「俺強い」系だと出来はいい方かと
主人公のストーリー上の活躍の仕方も
何分主人公はロボットオタクなのでロボットを自ら作り
開発したり独自性はありました。
これも主人公の前世の設定をいかしているし
ロボットの開発の仕方は理由付けがあったり
説明はしている方なので悪くはなかったです。
一応天才コンピュータープログラマーだったことをいかしているので
最初に決めた設定を上手くいかしているのは、いいのではないでしょうか
そして凄いロボットを作った主人公に対しての周りの驚き方も
面白くて、その驚き方で主人公の凄さを意外に説明していて
主人公の凄さを演出していたと思う。
なので出世物語としては1クールなのでトントン拍子しなのは
残念だがやっていること自体は出世物語としてはしっかりしていたと思いますね。
凄い主人公が実績を重ねて出世していくストーリーで
凄さの演出や見せ方が良く設定もいかしているので
キャラはこの手のジャンルとしては主人公以外のキャラも
戦闘で活躍するし、かませ犬てわけでもないんですよね。
みんなで協力している感じは出ていました。
みんなに見せ場がある戦闘シーンの良さはあったので
主人公が露骨に活躍しても、そこまでは嫌な気持にはならなくて
素直に面白い戦闘シーンと思えました。
主人公の性格はロボット好きで、ロボット以外は殆ど優先していなくて
独特のロボット美学を優先していました。
ボロボロになったロボットを見て興奮したり独特の美学は感じました。
巨大戦艦が活躍して世の中の人が、巨大戦艦を優位に感じたり
巨大戦艦中心の軍事世界になることを恐れて
そうならないように巨大戦艦と戦うモチベーションになっているのは
主人公の生き方価値観は独自性があったので戦う理由として納得は出来ました。
基本的に主人公はロボットのためだけに生きているので
キャラのブレはなくて出世の原動力にもなってるので
話としてはおかしくはなかったです。
ロボットのために生きていることを優先しているので
普通ならガバガバになる部分も
そのことによりガバガバにはあんまり感じませんでした。
この主人公て効率よりもロボットの美学優先ですもんね。
敵との戦いもその思想の違いでぶつかってしまうのだけど
そのシーンはかなり盛り上がりましたね。
敵と主人公と熱い思いが交錯する展開は面白い。
そして設定は最初はゴチャゴチャしていたけど魔法とかいらない要素は
段々目立たなくなるので、ストーリ-が進むとストーリーもガバガバ感は
薄くなった感じです。
最初に設定を詰め込むだけ詰め込んで
その後、使える要素だけを使っていったのは正解でしたね。
最後まで見ましたけど問題点としては
説明で専門用語が多いので誤魔化された気はしましたね。
その点は気になった。
他にはこのアニメちゃんと描写している戦闘シーンや
凄さを見せつけて出世する部分はいいのだけど
そうではなくて手を抜いている部分は
ナレーションでイベントをすませたり、ロボット戦闘以外の
作戦とかはあっという間に終わらせたりとか
明らかに手抜きなんですよね。
案外重要な場面でもサラリと流されるので
頑張る部分と頑張らない部分の差が激しすぎたな
あと武勇伝なので人間ドラマが好きな人には厳しい内容でしょうね。
いくら上手く説明しているとはいえ
そんなに世の中上手くは事は運ばないし
世の中上手くは事は運ばないことによる障害を上手く切り抜ける面白さと比べると
私の価値観からはやっぱり勝てないなとは思うので
声優さんについては主人公の役の方はちゃんと
美少年らしさが出ていたし演技力もまずまずで良かったです。
他のキャラの方もロボットアニメなのでキャラは
一杯いるのだけど演技が気になる方はいませんでした。
大方満足です。
敵キャラの存在感のある演技は良くて盛り上げていたと思います。
まとめるとオタクの妄想を具現化したストーリーで
この手のジャンルのアニメとしては
出来はいい方だと思います。
しっかりと見せる場面は作れているので出世物語としては
しっかりとした場面は楽しめる。
ただ手を抜いている部分は目立つのでその点は手抜きだよな・・・になる。
最初ゴチャゴチャしていた設定も後半は使えそうもないものは
目立たなくしていて、1話はガバガバに見えたのにその後は上手くは作ってました。
主人公のキャラも独特の美学は感じましたし
そのキャラの設定も上手くストーリーに組み込んでいて
上手く作っていたと思う。
手を抜いている分、出来はいい方に落ち着きましたけど
手を抜かなかったらもっと高評価に出来ましたね。
この手のジャンルは私の好みからは外れるので
それでも楽しめたということは
この手のジャンルが好きな人は問題なく楽しめると思います。