ひろ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 2.5
状態:今観てる
ドMすぎる聖闘士達の奮闘記
幼稚園くらいの時に、友達のお兄ちゃんから借りたビデオに聖闘士星矢が2,3話だけ録画されていて、その時の衝撃的な興奮を30歳を超えた今も覚えていて、懐かしくなって視聴してます。
今改めて見ると、割と展開は一辺倒なんだなということに気づく。
基本、ほぼ毎回馬鹿の一つ覚えのように、キャラごとの固有の技(1つ。多くても2つ)の応酬だけのバトルシーンは今見ると少し笑えます。
何より驚くのが、主人公の聖闘士達の戦闘スタイル。
殴られるためとしか考えられないくらいひたすら敵を煽り続けて、敵が戦意を無くすくらいに一方的にぼこぼこにされた後に、ようやく2,3発の技を相手に当てて勝つという形がほぼすべて。しかも割と戦いの直後もぴんぴん動いて、次またぼこぼこにされるための敵を探しに行くというドMぶり。なぜああも勝つまでのぎりぎり最後まで、ウケに徹するのか。歴代ヒーローの中でも、ドMぶりが本当にすさまじい。
おまえら、その2、3発だけで、毎回HPほぼ満タンの敵をやっつけられてるんなら、本当はめちゃくちゃ強いだろ、最初からそうしとけよとすごい思う。
ただ、このアニメのいいところは、敵が共感できるやつ、いいやつが多いんですよね。歪んでるやつだとしても、そりゃあそうなっちゃうんだろうなという結構泣けるエピソードを一人ひとりもっていて、割とほろりときてしまい、敵を応援してしまうことも多い。この辺は評価が上がるポイントですね。
とにかく、OP、ED曲がかっこよすぎて、鼻血ものです。