DEIMOS さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
この作者ならではの不思議な世界観。
奥浩哉の前作、ガンツに続いて、フジテレビが製作を担当。
同作者の特徴は、リアルな現実世界の中に、超現実的なSF設定を入れこむアンバランスさ。このリアルの中のアンリアル、が独特な世界観を構築している。それを支えるのがCGの多用。
宇宙人に超能力を与えられた二人(犬屋敷と獅子神)の人間のドラマを描く。善人対悪人、万人を守るか身内を守るか、という手垢のついたテーマを新鮮な描写で再提示した。設定はデスノートにも近いが、心理バトル要素はなく、より淡々とストーリーは進む。
作画面では、ガンツと同じく恩田尚之が作監を担当。エルゴプラクシーなどで実績があるし、リアルな作画で無難にまとめあげてくれた。CGが違和感ないのも良い。
声優面では、有名俳優を起用。控えめな演技によって自然な雰囲気が出ていたのは作風とマッチしていたかもしれない。