ういすけ さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
時間を根こそぎ奪われた。
やばい。集中しすぎて、時間が経つのが速すぎる。
なぜ、子供たちだけで行かせた?
そこに子供たちが知らない大人たちだけが知っている事情があるのか?
いや、なければダメだ。嫌すぎる。
そうでなければ、大人たちの見送る笑顔が
すべて冷酷に見えてしまう。
大人たちのあの優しい微笑みを、決して裏切らないで欲しい。
と、切に願う。
ななちも、ミーティも、レグもリコも、
みんなみんな、ぎゅって抱きしめてあげたい!
涙がとまらないよお~;;
2度目視聴終わりました。
なるほど、子供たちは皆、最初から死を受け入れているんだね。
死を覚悟していなかったのは、私とロボ君だけだったか。。
リコに関しては、戻る気などさらさらないんだな。
手帳を無くした時に残念がったのは、そういうことなんだね。
手を怪我した時も、一歩でも深く底に近づきたいという思いが
強いから、小さな身体のわりに、その覚悟は大きい。
そのくせ、幻覚で、「もう終わったんだよ」と町の皆に祝福されるのを
見てしまうなんて、好奇心だけではなく、本当は不安とも戦っているんだと勝手に深読みしてしまった。
ななちが仲間になるのは、ED曲から早い段階でわかっていたけど、
ミーティどうするのかな?ななちが置いていくわけないよな。
もう人間には戻れないと言いながら、
多くの作品で見かけるご都合主義的設定で、人間に戻れるための
アイテムを取りに行くために、冒険に加わるのかな?
なんて、思っていたら、まさかの。。
そして、最後の最後で、ミーティとの抱擁。
思い出しただけでも、胸が熱くなる。
ななち、ミーティの分まで幸せになってね!
願わくば、レグもななちも、もちろんリコも、呪いのない地上で幸せに暮らせたらいいのになあ。。まず無理だろうけどね。
作画がグロかったので、4.0です( ノД`)シクシク…
前述した大人たちの反応ですが、
それがオースの常識ではないかと思わずにはいられなくなった。
死を覚悟して旅立つ者の権利を誰も奪うことができない。
それが子供であったとしても。。
「憧れは止められない」
これがアビスの縁に発展したオース市民の生きざま。
憧れを阻害してしまったら、オースが発展することもなかった。
法は法として存在する。
しかし、それは帰る者に対しての法である。
「赤笛が深界2層へ降りたら自殺扱い」
2層からの上昇負荷は、重い吐き気と頭痛、末端の痺れ。
命には別条はない。連れ戻そうと思えば、まだ連れ戻せる。
なのに自殺扱いにするのはなぜか。
それは探掘家の憧れに対する尊厳ではないのか?
「そこまで覚悟があるなら、後は好きにさせてやんな」
「二層まで降りて、連れ戻しに行くなんて、なんて野暮なんだよ」
っていう市民意識が根強いのかも知れない。
死よりも、憧れを重要視するオース。
アビスの恩恵を受けなければ、存続できないオース市民から
すれば、常識的な物の考え方なのか?
度し難い。