NEOたちばな さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
理解できたが理解できなかった
このアニメを自分なりにまとめると
「素直に生きるって難しいよね」
ってことかなと
{netabare}
主人公たちの身近な「大人」である平塚先生は、八幡に対して「無難にやり過ごせ、社会に適応せよ」と言った
全体を通して「社会」とか「世の中」など青春時代には意識しない/したくないような単語が作中に何度も出てきた
{/netabare}
この作中において
「社会」・「世の中」=「大人」になること
を意味しているように思った
主人公たちは
「大人」とは本音と建て前を常に意識して生きていくべきであり、素直になれない・素直になることが許されないような存在だと思っているような気がする
そんなステレオタイプな「大人」を意識した人物として描かれているのが {netabare}葉山隼人だと思った
彼の気遣いができて、誰にでも優しいところはまさにお手本のような「大人」だ
そんな「大人」な彼がいるからこそ{/netabare}主人公たちの「素直さ」が際立った
主人公たちの今現在このときを「素直」に生きたい!という思いがビシビシ伝わってきた
奉仕部のみんなは「素直」になりたいのに中々「素直」になれない
そんな彼らのもどかしさを最終回の最後のシーンは上手く表現できていたように個人的には思った
しょーもない「大人」に対してのアンチテーゼ的な要素も含んでいるのか
それは考えすぎかも
{netabare}
哲学チックで難しい言い回ししてるが中身は意外とどうでもいいことだったりするのは内緒
ちなみに八幡の言ってた「本物」は最後まで理解できたが理解できなかった
けど、青春時代の感性ってそんなもんだよね
そもそもこのアニメは受け手に委ねられすぎていて、なにもかも抽象的でよく分からないから理解できたが理解できなかったという感想でもいいんだと無理やり自己解決{/netabare}