ういすけ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
映像と、音楽が素晴らしい。
映像が素晴らしかった。
ひとつ、ひとつ細やかで、
リアルにとらえられた。
憧れるだけの東京を表現していたと思うし、
また、現実の東京での生活をも、写し得ていた。
効果的な音響で、物語を盛り上げる所なんかも秀悦。
音と映像美、
これこそ映画館で見るべき作品だと思います。
東京へ憧れる人、または東京に住んでいて現実の喧騒から
脱したい人、両者に支持を得たのだと思う。
ストーリーは、クライマックスを見るまでは、楽しく見ることができる。
美男、美女の入れ替わりは、昔から人気の高い設定であるし、
これは鉄板で、王道な作品。
隕石、いらなかったんじゃね?
映像美を見せるためには必要だったかも知れないけど、
単純に時間にズレがあったってだけでも、
ラブストーリーのもどかしさを大いに表現できたと思う。
隕石騒動で、?マークが満載になってしまった。
それまで、楽しく見れていたのにザンネン。
つっこみどころの多い、
ご都合主義的な作品になってしまった。
時間がない、時間がないって言っているわりに、
大いに寄り道したり、
高校生一人で、変電所大爆発させるなんて、
警備員はいったい何してるの?
もう、後数十分しかない時点で、市長の一声で、
市民全員を無事避難させることができるなんてのも、?だ。
しかも、防災訓練でなんて、ご都合主義としか言えない。
それに、市長の娘と、市長は喧嘩して口も聞けてない状況。。
真摯に避難させて!ってお願いしたところで、
じっくり話を聞こうじゃないか。って流れにしかならない。
名前を忘れてしまうってわかってるのに、
なぜ、手のひらに名前を書かなかった?
スマホのデーターが消えるってんなら、
手のひらの文字も消えれば良かったのに。
というか、このエピソード自体がいらない。
単にラストで、君の名は?ってお互いが聞くためだけの設定。
陳腐。
映像と音楽で、ごまかされているけど、
なかなかに、強引、ご都合主義な作品。
糸の話をメインに、隕石落下なんて強引な設定がなければ、
もっとお涙頂戴的な心温まるストーリになっていたんじゃないかな?
まあ、映画なので衝撃的なシーンってのは、必要だったのかも
しれませんがね。
まあ、映像と音楽は秀悦ですし、隕石部分を省けば、
かなり淡くて切ないラブストーリです。
あ、今、気が付いたけど、
その時間軸がずれてるって二人ともなぜ最後まで気づかない?
入れ替わったとき、まっさきにカレンダー見るでしょ。。
TV番組とかも。。
なかなかに詰めの甘い作品だなあ。。