Lovin さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
観た感じ
■情報
{netabare}原作:丸山くがね
キャラクター原案:so-bin
監督:伊藤尚往
シリーズ構成:菅原雪絵
キャラクターデザイン:吉松孝博
サブキャラクター、モンスターデザイン:出雲重機、前原桃子
制作:MADHOUSE
話数:1クール全12話
OP:「Clattanoia」
by OxT(オーイシマサヨシxTom-H@ack)
ED:「L.L.L.」
by MYTH&ROID
{/netabare}
■感想
知識:原作ライトノベル未読
鑑賞:TV放送
概要:アンデッド型水戸黄門系
成分:日の本の料理は美味い、日の本の調理は凄い、驚愕の異世界土人
設定:クリーチャーと親しげに話すクリーチャーは…
2期も始まった2018年初の投稿レビューが1期で申し訳ない。この作品については、悪い骸骨が登場する話なのだろう、と言う先入観を拭えずに損をした。世界観を理解すればそんなことはないと判断できるのだが、私の場合は再放送等で断片的に観たシーンがコミカルで興味を惹かれた結果、観てしまい非常に楽んでしまった。
内容としてはキリトさん系の「俺TUEEEEE」でそこそこ楽しめたが、気づいてはいけないワードに気づいてしまったのでレビューするに至った。
{netabare}しかし先ず面白い部分について解説しておきたい。この作品の根っこは多分シリアスなのだが、部分的にコミカルなシーンがあってコメディなのかと勘違いしてしまいがち。特に序盤の描写はミスリードを狙っているのではとさえ思う。原作自体が終っていないものとの推測で観ながら想像した結末をここで書くと、「夢ヲチ」なのではと思っていた。それと登場キャラの印象が案外だったところに色々なことを忘れてしまった。
登場キャラの中では先ずアルベド。主人公との関係も有るが良く言えば意外に健気。悪く言えば粘着力が凄まじいストーカーだが。そうなった理由も描かれているので説明としては正直これで十分だと思うが、浴びせられた罵声に気になる「大口ゴリラ」という発言があった。
それを言い放ったのがシャルティア・ブラッドフォールン。アルベド共々見た目は美女に分類されるが、シャルティアには抗いようの無いコンプレックスがあり、それをネタに屡揶揄され口論を始めてしまう。そしてアルベドが言い放った「八目鰻」という罵声も気になったが、詳細はOPと後半描かれるので断念しなければ意味は理解できる。
少し気になったのがプレアデス(六連星、戦闘メイドとも言われるらしい)の描かれ方。中々の個性派揃いなのだが、まともに描かれるのはナーベラル・ガンマとソリュシャン・イプシロンのみ。この名で理解できると思うが、プレアデスの名前にはナンバリングとしてアルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、イプシロン、ゼータとギリシャ文字が与えられている。そして一応1話で全員が登場するが、本編から得られる情報は非常に少ない。私の知識は、ミニアニメ「ぷれぷれぷれあです」で得られたものである。プレアデスに限らず属性が悪なキャラが多い中、一部属性が善というキャラも居る。だが一番多く描かれるナーベラル・ガンマの人間に対する印象は「ゴミ」らしい。
本編では人間を「ゴミ」だと言いつつ、主人公が「モモン」と名乗っているのに絶対的に敬称が「様」のため「モモンさ…ん゛っ」と言い澱みそれを主人公が反芻する流れは面白かった。さらに最後の決め台詞は凄んでいるのにまるで○○○やん、と笑いを堪えられなかった。
あと表情に終始嫌悪感を感じるヤリマンティーヌというキャラが登場する話も観応えは有る。因みに決め台詞の瞬間の口がおそ松さんに見える。実際そんな名前である筈はないのだが、訂正しないところに私の持っている嫌悪感の深さと悠木碧の演技を汲み取って頂けると幸いである。{/netabare}
気づいてはいけないワードと言うのは、「俺TUEEEEE」ものという認識にも繋がる、クライマックスで連発される{netabare}「課金アイテムだ」{/netabare}。クライマックスに臨むにあたり、主人公がアレに感じていた不安と同じこと{netabare}(運営と連絡が取れないので補充が出来ない){/netabare}も感じるし。この一言でで「俺TUEEEEE」ものだと判断したため極端な評価は憚られるが、「俺TUEEEEE」だからと言って面白くない訳でもない。今後評価するに値する面白さはあった。
■蛇足
{netabare}エントマは、モモンガと同じく何か怖いし、
「フジュツシ」ってどんな職業やねん、
「符術師」か?どんな仕事すんねん、やし、
CZは喋ってるところを観たいけど
ヤツが活躍するのはナザリックの危機やろうし、
今後はとりあえずユリとルプスレギナに期待か。
{/netabare}