ぺー さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
いまやLiSAデビュー作として名高い
アニオタデビュー時代にあにこれランキングを参考に視聴し、恐る恐る感想を書いた作品
2020年7月~9月 地上波再放送
なんでいまさら!?感はありますがなんとなく久々の視聴。
相変わらずOPのピアノイントロは琴線に触れますね。
内容もさることながら、音楽良いっす。
音楽繋がりでいえば、歌姫LiSAのメジャーデビュー作と言ったほうが視聴モチベーション上がる方もいるかもしれません。劇中ガールズバンド「Girls Dead Monster(ガルデモ)」の2代目ボーカル・ユイ役の歌唱パートを担当しておりました。
和訳すれば“天使の鼓動”。その意味が明らかになるまでわずか1クール。
視聴を避ける理由はないと考えます。
なお、しょっぱい初期レビューは以下↓
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2017.12.18記
{netabare}死後の世界で学園生活?
成仏しないように戦う?
アホばかりの戦線メンバー?
元の世界に思いを残したまま若くして死んでしまった者たちの物語。
設定/キャラ/ストーリーがよく言えば斬新、悪く言えばメチャクチャだなというところからスタート。ただOPED曲が素晴らしく、Beatsというくらいなので音楽を軸に据えるのかなと思いながら観てました。実際、ガルデモの演奏シーンは曲の良さと作画の良さも相まって強く惹きこまれました。
前半はとことんおバカで熱いメンツが意味があるんだかないんだかわからないようなしょうもない戦いを繰り広げるギャグ展開です。
1クール完結と短めですし、あえて2,3話観て切る理由もないのであれば、最後まで観てほしいですね。
ギャグ一辺倒の展開から{netabare}岩沢の消失を機に{/netabare}シリアス要素が入ってきます。
この世に残した未練と簡単に言っても最初は想像だに出来なかった視聴者にたいして、具体的にこうだ!と提示してみせることで、おバカなキャラたちにもこんなつらい背景があったのね、と一気に感情移入させる作りになっていてうまいと思いました。
そして、この学園の仕組みを理解してからの音無の行動や、天使ちゃんのキャラが明らかになるところ、クライマックスに向けての緊迫感その他もろもろ畳みかける展開も良かったです。
ただ、、、そうね、、、惜しいっ! そうです、惜しいんです。
尺が短いので強引に収めたとかではないんです。
逆に力技を使わなかった分、多数登場した魅力的なキャラ達の掘り下げが間に合わず消化不良に終わったとか、展開にもう少し説明なり伏線がほしかったとか、2クールあれば解決できそうな事柄ばかり。
学生の頃と比較して、時間に限りがある社会人ともなると、1クールものは取っつきやすいので視聴するにあたっての間口が広がるといったメリットがある一方で、どうしても物語の深みには期待しづらいといったデメリットとセットになるんです。そんなことを考えさせられもしました。
いずれにせよ、サクッと観れる良作には変わりありません。
ぜひ、どうぞ
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2018.08.16 +0.2
《配点を修正》
当初、キャラの掘り下げが足りないと感じた本作ですが、あらためて観ると主要人物達の生前描写は最低限なされており、説明不足というほどではありません。
作り手の伝えたいことは伝わりました。
----- {/netabare}
視聴時期:2017年11月
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2017.12.18 初稿
2018.08.16 配点修正
2020.09.19 タイトル修正/追記
2121.06.06 修正