「劇場版 黒子のバスケ LAST GAME(アニメ映画)」

総合得点
71.8
感想・評価
98
棚に入れた
527
ランキング
1270
★★★★☆ 3.9 (98)
物語
3.9
作画
3.9
声優
4.0
音楽
3.7
キャラ
4.0

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ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ドリームチーム結成

 原作既読。アメリカの最強チームに対して主人公・キセキの世代チームが協力して戦うという物語。ファンなら一度は見てみたい展開。

 キャラクターが進級したため、キャラクターデザインは変わっていますね。試合時の選手の動きやカメラワークなど、テレビシリーズに比べてもクオリティーが高くて、躍動感や臨場感があります。全てのキャラクターが超人的な能力をもっていますが、かなり試合のシーンが長いのでちゃんとバスケをしているような錯覚になります。(実際は全員軽くプロレベルを超えてる・・・)
 相手チームは完全にヒールに徹しています。黒子のバスケでは基本的に対戦相手はヒール役にさせ、あまり敵役の心理描写をしないというのがテレビシリーズからの特徴だと思います。今回も余計な説明をしないで主人公サイドを気持ちよく応援できるような物語構成になっています。そこに関しては賛否ありますが、劇場版なら尺の都合もありますしよかったのかもしれません。冒頭からの流れも捻りはないが、テンポが早く王道の展開。

キセキの世代の成長を感じられる場面も多く、特に紫原・赤司の言動が印象的でした。人数の関係上全員が一度にコートに出ることはできませんが、黄瀬・青峰や緑間・赤司などのペア同士の掛け合いも見どころです。黄瀬は自分でも言っていましたが、やや損な役回りですがそこも彼らしい。また控えの選手も一度くらいは出してあげてもよかった気もします。その他主要キャラはセリフは少なめですが、基本的に全員登場というサービス。

黒子や火神は試合での活躍の印象は薄いですが、エピローグでの別れの場面が二人の見どころでしょう。これで綺麗に終わらせようとする作者の意図も感じられますし、まさにラストゲームというタイトルにふさわしい内容だったと思います。今後火神抜きで大会で誠凛が勝ち進んでいくのは正直難しいと思いますが、笑顔で送り出すチームメイトの心意気もいいですね。

2クール×3期+劇場版とかなり長い作品になりましたが、最後まで見届けることができてよかったです。

投稿 : 2017/12/17
閲覧 : 226
サンキュー:

5

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