四文字屋 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
第2期に至って安定する手前の、手さぐりながら「王道ファンタジー」を設定そのままに逆手に取ってギャグに全振りしたらどうなるか?という試みが楽しくて、
これを実験精神ともいうが、
助平根性とも、バカ丸出しともいう。
このトライアルは、結果的には大成功だ。
主人公カズマ(←ある事情により、私には最早他人とは思えない笑)は運だけは極端にいいけど、
あとは怠け者で卑怯者で、こすっ辛くて気分屋で、セクハラ上等なゲス野郎(書いてて泣けてきた。)だし、
パーティを組むことになる3人が、皆、基本スペックは高い筈なのに、
女神なくせに運気最低でアタマがよろしくない上にトラブルメーカーな駄女神、
魔力の高い魔法使いなくせに変なこだわりでひとつの魔法しか技を磨かない中二病ロリ小娘、
頑強なクルセイダーなのに攻撃が全く無能でしかもモンスターに陵辱されるのを至福に感じる真性のドM、
と、これ以上は望むべくもない完璧な布陣。
そして改めて見返してみると、
たまに近所にクエストをしに出掛けるけど、
基本的には初心者の街に居座り続けてるし、
何かというと宴会ばかりやってるし、
宴会やってないときも食ってるか、飲んでるかだけだし。
こうやって書くと、何が面白いのか解らないが、
それが、面白いんですよ。
設定だけは王道なのに、全員がギャグ要員。
これがこんなにすばらしいとは!
個人的には、 {netabare}
カズマの趣向と能力が遺憾なく発揮される、
クリスとの対決でのスティール炸裂、クリスのパ○ツ盗っちゃったとか、
ミツルギのパーティの女子相手に
「俺は真の男女平等主義者だ!」とか言いながら、
だから女相手にもいっさい手加減はしない!と
パ○ツスティールをネタにしてドゲスな表情で脅しをかけるところとか、
大好きです。
それから、
「こういう攻められ方は好みではないんだが・・・」と言いながら、
夢魔と勘違いしたカズマに、風呂場で全裸でかしずかされ、
結局拒めないダクネスの愉悦と苦悶のナイマゼになった表情、{/netabare}
ドストライクでした!
そして、話は、すっかりキャラが安定する第2期へとつづく。