バジリコver1.5 さんの感想・評価
2.9
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
外伝として、イマイチ…
前作のダンまちも、凄く面白いとは思わなかったが今作はそれを遥かに下回ってきたと感じました。
前作での魅力はヘタレだけど女の子との出会いに期待をしつつも、ダンジョンで勇気を振り絞り成長していくベル君の不快には思えないキャラクターによるものが大きかった
今作メインとなるのは前作でベルの憧れの冒険者として出てきたアイズ
しかし、1話から3話ぐらいまではレフィーヤがメインでレフィーヤもベルと同じくアイズに憧れを抱き自分の弱さをコンプレックスとしている。
この1話から3話のレフィーヤメイン回がベルと同じことしかしてないので苦痛でした。しかもレフィーヤはベルと違って目につくような成長はしてないし劣化の焼き増しかと思った
それ以降のアイズメインになってからは面白いかと言われるとこれも微妙
結局はアイズも強くなりたいが目標で、自分より弱い人を守るのに躍起になっている。これって弱さを引け目に強くなりたいって言ってるレフィーヤとベルと殆ど同じなのでは…?
しかも、メインにアイズを出した割にはキャラクターの過去や冒険者になるまでが大して映されないので共感もキャラに対する理解も深まらない
まあ、これはアイズに限らず今作の全てのキャラに言える事ですね
ロキファミリアの団長含む猛者三人も「出会った頃を思い出すなぁ」等と思わせぶりな会話があったにも関わらずどういう過去があったのかは分からない登場人物たちはわかったような口ぶりで話すけど、見ている側は置いてきぼりの気分をひたすらに味わう事になる
結局本作で面白かったのは本編である前作のベルがこの時何をしていたのかが、チラチラ映されるシーンぐらいですかね。それとアイズがベルに戦いを教えるところとか、本編ではアイズは無口だからベルに指導をするときどういう感情なのか分かりにくかったが、本作でそのもやもやが解消された。
それ以外は申し訳ないけれど正直な所、なんとなく惰性で見た
戦闘シーンの作画は1vs1ならまあまあ、なのにパーティで戦うシーンはgdgdとしていて面白みがない。前衛が誰で、後衛が誰…というふうに陣形を決めるシーンがあるのに前衛、後衛とやらが分かるシーンは歩いて列を作ってる所ぐらいで戦闘の際には全くもって意味がなくなる
まあ、前衛後衛はともかくパーティなんだからコンビプレーがあれば多少は楽しめただろうとは思うけど、それも無かった
クライマックスが前作とほぼ同じ、あいつはお前が倒せ!お前にしか出来ない!の流れで、目新しい面白さが全然無いです
他ファミリア、もしくは神の考えた陰謀とやらも投げっぱなしで思わせぶりなのにこれっぽっちも回収されないまま…