バジリコver1.5 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
いつものごちうさ。それでいてまとまっている。
身も蓋も無いことを言えば、最近の深夜アニメにありがちな
「本当はOVAで出せば良いだけなのに劇場公開した作品」という印象
しかし、あのごちうさが劇場で…種田梨沙の復帰作が劇場で…と考えると見ずにはいられなかった。結果としては見て良かったです
他の人に勧めるとなると凄い良い作品!とまでは言えないんですけれども、ごちうさに求めたものが程よく詰まった中編作品としては、良いと思います
ココアとチノをメインに据えた全キャラが出るんだからファンとしては、これで十分でしょう。好きなキャラが大画面で、好きなキャラの声が劇場のサウンドで…キャラ目当てならこれだけでも価値ある作品と言える
話の大筋はココアの実家帰省とその間、一人寂しい気持ちを抱いたりするチノがメインのお話で、その他にもその間巻き起こる出来事が多数…といった具合
個人的にツボな萌えた部分はココアが帰省する前に「実家にいる間だけお姉ちゃんの座を譲る」とリゼに言い、リゼが「譲るも何も奪い合ってない」といつもの冗談のように返したのに、ココアがいない間ちゃんとリゼなりに面倒を見ていたところですね~ちゃんと年上としての責任を感じて頑張るリゼにグっと来ました
計画予定表等を作って若干押し付けがましいところを含めリゼらしさ全開で微笑ましいです。
実家では妹、ラビットハウスではポンコツだけどお姉ちゃんなココアの二面性も楽しめた。目標はお姉ちゃんなのに、姉、母に甘えてしまう腐っても妹なところが最高にカワイイ。
しかし、この二面性がタイトルのDear my sisterにつながってくるんだから中々ごちうさのネーミングセンスも侮れない…my sisterがモカであり、チノでもある。どちらもココアからしたら親愛なる存在であることをこの一行だけで示せているのだから、良く出来たネーミングだ。
EDにイラスト、アニメーションがないことだけ気になったが、それ以外はよくまとまったファンムービーだと思う。円盤を買ってないけど好きで一期二期見た程度のファンでも楽しめるので是非!