狗が身 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
雑感。
後半の野原一家の団結力と突破力。これが凄まじい熱量で圧巻される。
そもそも、野原一家(家族)とケン一派の対立というのがテーマ的にもマッチしてるんだよね。だから見応え抜群。
ただ、惜しむらくはケンとチャコに魅力が無いこと。
壮大な計画を企てたケンにしても、明らかにワケ有りな感じのチャコにしても、そうまでして21世紀を嫌悪し、昭和の時代に恋い焦がれるというのが描かれてないんだよなぁ。
視聴者がケンぐらいの年齢層であれば、おそらく回想とかが無くてもケンの心情にすんなり入り込めるんだろうけど、僕ぐらいの年齢だと、正直ケンの内面が全く分からない。
逆にひろしの場合、セリフ無しの走馬燈で描いてくれたことで、後の「家族がいる幸せをあんたたちにも分けてやりたいぐらいだぜ!」がバシッと決まってたよね。
そしてその幸せを思い出させてくれたのが、息子のしんのすけという所がポイント。