yEFWc74789 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
強い牽引力はあるけれど
この物語は羽田空港に一辺が2㎞に
達する巨大な立方体が現れるところから始まります
「カド」と呼ばれるその物体は、ヤハクィザシュニナという
宇宙の外からの来訪者が低次元のこの宇宙に干渉するための装置でした
物語の大筋としては矢継ぎ早に供与されるオーバーテクノロジーの産物を
人類がどのように受け入れ、問題を解決していくかというものです
この作品の唯一の難点は、物語前半で社会派然とした方向性を
視聴者に植え付けてしまったことではないでしょうか
終盤ではヤハクィザシュニナの本当の目的が明らかになると
それまでの印象と打って変わり、戦闘や恋愛要素などが挿入されます
丁寧に綴られていた物語のテンポが急加速し、突飛すぎる嫌いがありました
総評としましては、序盤でもう少しアクション性を盛り込んでいれば
終盤の展開にも説得力が生まれたのではないかという思いもあり
SF作品として良作ではありつつも非常に惜しい作品に感じました