オパマ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
私は好きだが、アンチクラナドの人の意見を考えてみる
クラナドは非常に高評価であり、名作と謳われている。私もそう思う。
しかし、クラナドに辛辣なコメントや低評価を付ける人もいる。そういった評価を拝見し、クラナドの欠点を考えてみようと思う。
●高評価を受け、ハードルが上がっている。
「名作だよ」「絶対面白いよ」「感動するよ」「泣けるよ」そう言って薦められて観てみたけど、言うほどかな?と感じる人もいるだろう。
過大評価とは言わないが、『絶対良い作品』という先入観の色眼鏡が評価を厳しくしている。
本作に限った事ではないかもしれないが。
●絵柄。
これは私も観始めた時に感じた。異様に目が大きく、いわゆる「アニメアニメし過ぎ」
本作(一期)が終わる頃には目が馴染んで、アフターストーリー(二期)視聴時にはあまり抵抗を感じなかったが、それでもやはり絵柄にクセがある。とっかかりで損をしている。
京アニも自覚があるのか、以降の作品ではこういったタッチの絵柄は見かけない。
●一番の名場面が{netabare}シリーズの後半。
渚との馴れ初めと汐との触れ合いからラストまでが最大級の見せ場だが、{/netabare}そこに到達するまでに時間がかかる。
それまでの物語があってこその感情移入とも言えるが、到達前に諦める人もいるだろう。
●感動の押し売り。
全てではないが、途中のエピソードで泣かせ演出、臭い演出も多少はある。あざとく感じる人もいるかもしれない。
●総評。
本作を私は「良い作品だけど、合わない人もいるよ」程度で友人に薦めている。
どの作品にも言えるが(先入観)=(何を期待してそれを観るか)によって評価は違ってくる。
アニコレなどの評価を気にせず、頭スッカラカンで視聴する事も大切かと思う。
これから観ようと楽しみにしている作品はあえてレビューを読まず、観終わってから他の人の意見に目を通すのもいいんじゃないかな。