くろ さんの感想・評価
3.8
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ストーリーがすごい
小野不由美さんのサスペンス小説原作の、藤崎竜ことフジリュー漫画。
漫画の持ち主なので漫画の評価も一緒に含まれるかも。
過大評価しすぎてそんな悪いって程ではない作画に
もっと頑張れただろって思っちゃう。
この村は死によって包囲されている。
閉ざされた村で静かに着実に起きる事件と
それにまつわる人間心理が凄くよく描かれています。
小野不由美さんは十二国記でも、登場人物が知りえない別場面の情報を読者に与えて
登場人物が右往左往するさまを楽しませてくれたが、
今回もそのような手法がしばしばとられている。
登場人物の役回りと横の繋がり(親類友人、好き嫌い等)からの、
事件後にどう心理が働いてどう行動するのか…
時に無情で非情、時に切なく哀しい。
そんな色んな感情が入り乱れているのが面白い。
大まかな終着点がどこへ行くかというより、
登場人物が次にどんな行動に移すのかという点が多いに楽しめた。
そしてフジリューのキャラデザ。
この人絵はどうして斜め上のキャラデザをするのか。
だがそれが面白い。
斜め上のぶっとびキャラだけじゃなくて、主要人物の儚さや脆さ
みたいなものも描かれていてそれがなんとも(*´д`)
桐敷さんの声はなんとGACKTさんです。
色んな意味でわらう。
小野不由美さん原作のこの小説はなんとSIRENというホラーゲームにも影響を与えてる。
こっちも面白かったので是非(なお未プレイ)。