I.S.S さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
近年では稀な「味のある」良作も、終盤の出来が...
※2020.3.27 2周目視聴終了
2020.3.28 レビュー修正
4月から新作映画が公開される(コロナ騒ぎでどうなるかは分かりませんが...)ということで再視聴。
やはり良い作品ですよねぇ、改めて。
「コードギアス」の大河内さんがシリーズ構成なだけあって、1話1話がよく寝られていましたね。
勿論それ以外にも、巨匠・梶浦由記さんが担当する音楽も高質でしたし、
登場人物も魅力ある人ばかりです。
しかし、総合評価を☆4.1とするにとどめたのは、中盤以降の中だるみが原因です。
新人声優ばかりということで演技が青臭いのは覚悟してました(実際は普通でした)が、
突然作画が崩れ始めたり、ラスト2話の展開やオチの付け方が甘かったりと、
どーも画竜点睛に欠けるんですよね。
肝心の劇伴も実は使い回しが目立っていたということで、
このような評価が妥当だと思います。
ただ前半(特に2話)は本当に面白いので、少なくともオススメできる作品ではありますね。
映画ではまた脚本担当が変わっているようですが、とりあえず期待してみたいと思います。
↓以下は過去のレビューです。拙文ですがよろしければ。
{netabare}シリーズ構成が「コードギアス」でおなじみの大河内一楼さん、
音楽が「SAO」などで知られる梶浦由記さんなど、
近年のアニメではなかなか見られない豪華スタッフが揃っていたので、
かなりの期待を持って視聴を始めました。
最終的に言うと、ちょっと拍子抜けの感がありましたね。
なんか、序章で終わってしまったというか。
まあ、最近のアニメほぼほぼそうなってる感ありますけどねww
詳細の評価は以下の通りです。
総合評価:72点
物語:☆3.5
{netabare}一話一話はいいんですが、オチの付け方がいかんせん良くなかった感。2期まだ未定なのにあんなので良かったのか...。ちなみに個人的なお気に入りは6話あたり(ドロシーの親子回)です。{/netabare}
声優:☆3.5
{netabare}主演の5人には経験が浅い若手を起用してました。その中でも、関根(プリンセス役)と大地(ドロシー役)は尻上がり。今村(アンジェ役)は声の幅がありましたが、抑揚がなってなかったですねぇ。幹部組は流石の安定感。{/netabare}
キャラ:☆4.0
{netabare}黒星紅白大先生のおかげか、キャラデザは今期No.1(それをぶち壊した作画班...)。「プリンシパル」の5人はきれいにバランスが取れていた印象。ちせがいい味出してました。{/netabare}
作画:☆3.0
{netabare}序盤はまあ良かったですよ。でも5,6話辺りから質が落ちてきたと感じました。9話のAパートなんかもう地獄。あと演出にも多少難あり。アクタスのせいですかねぇ??{/netabare}
音楽:☆4.0
{netabare}流石梶浦さん、ここでも抜群のセンスを披露。スチームパンクの雰囲気を程よく醸し出していました。使い回しの多さが少し残念でした。{/netabare}
全体を見てみると、「悪くない滑り出しだったが、制作側の不手際で自滅した」っていう具合ですかね。
突如作画がやる気を無くし始めたり、ラスト2話で脚本担当を変えたり。
大河内先生をもう少し信頼してやれよ! って話ですよね。
まあ、2期があったら観るくらいの愛着は持てたので良いですがね。{/netabare}