「藤子・F・不二雄のSF(すこしふしぎ)短編シアター 宇宙船製造法(OVA)」

総合得点
計測不能
感想・評価
9
棚に入れた
32
ランキング
7901
★★★★☆ 3.8 (9)
物語
4.0
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.6
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

藤子・F・不二雄の漫画を原作としたOVAその4

このアニメは、藤子・F・不二雄氏の
SF(すこし・ふしぎ)シリーズの一つ
「宇宙船製造法」をベースに制作された作品である。
藤子・F・不二雄ファンならば、既にご存知であろう。

あらすじとしてはこんな感じ。
宇宙船に乗り込んだ八人の若者は、地球から
遥か遠く離れた場所を旅していた。
途中までは順調にうまくいっていたのだが、
ワープ中に事故が発生し、無人の惑星へ墜落する。
機関部に問題はなかったが、機体に亀裂が生じたため
宇宙空間の飛行ができない状態に。
地球に帰る望みも絶たれてしまい、止む無く、
八人はこの星で自給自足の生活を強いられるはめになる。
今後の方針について話し合うが、宇宙船を修理して、地球に
帰ろうと考える小山と、生き延びるために食糧を確保すべきだ
と発言する志貴杜の二人が対立する。

この作品の大きな特徴は、若者たちの
閉鎖空間での苦悩を丁寧に描いている所だ。
最初こそ、団結して新たな生活を始めるが、次第に
疑心暗鬼になり、グループに分かれて反発しはじめるのだ。
それにより、人間関係が大きく変化していく様は見ごたえがある。

これと正反対の結末を迎えた作品であれば
蠅の王を連想した。中盤までの展開が非常に似ているためだ。
個人的には、蠅の王の方が好みではあるが、こういった
ストーリーも悪くないと考えを改めた。
そのため、蠅の王の様な展開でないと困るといった方は
見ないほうがいいと思われる。

個人的には、良作だと思う。

投稿 : 2017/12/01
閲覧 : 502
サンキュー:

9

藤子・F・不二雄のSF(すこしふしぎ)短編シアター 宇宙船製造法のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
藤子・F・不二雄のSF(すこしふしぎ)短編シアター 宇宙船製造法のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

ワドルディ隊員が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ