クロシバ710 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
男の妄想
物語に登場する、二人のヒロインが、男の妄想する女性だと思った。
「現実に、女は、こんな風に行動しないだろう。」とか、
「女は、こんな事は言わない。」と、
僕の心は、作中のヒロイン達に疑いを持ってしまったので、
早い内から、物語から、離脱してしまった。
疑いを持ってしまうと、主人公も、おかしいと思った。
病弱で本ばかり読んでいて、やたらに難しい言葉ばかりならべる
おたくのような少年が、どうして、こんなにモテルのか?
現実に、こんな少年が、女性から魅力的に見えるとは思えない。
この作品の、「物語の構造」は良いと思った。
ただ、主人公とヒロイン達の思考回路が同じなので、
物語に、ダイナミックさが、生まれていなかった。
僕には、この作品の中に、二つのお気に入りのシーンがある。
一つ目は、主人公が彼女に会うために電車に乗っているシーン、
もう一つは、主人公が彼女といっしょに、学校帰りの田舎道を
歩くシーン、
どちらのシーンもアニメでは、あまり表現される事のない、
「時間」そのものが、描写されていた。
鹿児島の、コンビニのような店にある、
ご当地の、コーヒー牛乳と、サワードリンクの
パッケージの描写には、参りました。