めっちょん さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
8話が神回。シナリオ、構成、演出、作画、黒沢ともよの名演技、特殊ED。どれをとっても完璧。 力の入れ具合が明らかに違った勝負を賭けた意欲回
※まとめは全話終了後。
8話の演出にかつてないほどの感動を覚えたため備忘録として残しておきます
{netabare}アンタークチサイト。
アニメ始まって以来の初めてキャラクターがロスした回
その演出は圧巻の一言だった
それまでにもいろいろなキャラが何度も危機に遭遇してはぎりぎりで回避し
過去には何人かが消えた事になってるがそれはアニメ開始以前の出来事のため、
キャラクターに対する思い入れというものは無かった
それをアンタークチサイトの特殊な状況を生かしてその実感が初めて描かれる事となった
まず主人公フォスと2人きりしかいない状況を作った
これによってアンタークチサイト1人への感情移入が作られる
この世でたった2人きり
そのたった1人の仲間が消えたとしたら?
まるで決壊したかのように次から次へと重なる不運の出来事によって
まるで真綿で締め付けられるようにゆっくりゆっくりと徐々に迫ってくる絶望
フォスはあがき、ぎりぎりで覚醒するも救いの手は届かない
天人の足止めによって先生の助けもぎりぎりで届かなかった
もう少し…
あともう少し早く間に合ったなら…
足止めが無かったなら…
そんなやりきれない後悔と悲しさを残す
素晴らしいシナリオ演出だった
新生フォスの覚醒した新しい戦闘シーンの動きまくる作画
ボロボロに崩れ歪んだ表情の作り方
黒沢さんの鬼気迫る演技
先生やフォスに想いを託し儚げに消えたアンタークチサイトの純真なキャラも非常に良かった
特殊EDの入りも秀逸
その他特殊な位置づけとなると思われる金の登場は非常に魅力的
変幻自在に変化する金の登場はフォスの能力を劇的に上げる最強鉱物として
また、美しく新しい作画戦闘シーンとして
今後のフォスの活躍のメインとなる素材になると思われる
8話は印象に残る名言も多かったので名言集
アンターク「先生の事を忘れたらどうしてくれる!」
「先生におしおきされてしまうかも。どうしよ(ポッ♡)」
「先生が寂しくないように…冬を…頼む…。」
フォス「さっさとしろークズーッ!!」
「なのに…どうして遠のくのッ!」
「アンタークは僕の身代わりになりました…。」
全てにおいて力の入れ具合が伝わってくる素晴らしい回だった {/netabare}