退会済のユーザー さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
一風変わった〇〇〇モノ。
前から気にはなってたのですが、思い切って一気見してみました。
宣伝ビジュアルだけを見るとポップなタイトルロゴにカワイイ女の子。OPは華やかで、何かの理由で学校に住みついて繰り広げるユル萌えコメディかな?と思ってたら・・・{netabare}{netabare}{netabare}
ガチの『ゾンビもの』ですやん!コレっ!!(もうみんな知ってるでしょうし、いいですよネ?)
[好評価として言えば・・・・・・]
或る日突然『アレ』が蔓延してしまった危機的状況にありながらも、生き残った女子4.5人(何故.5なのかは、おわかりですよね?)と1匹の仔犬。
立てこもった「学校」というアヤフヤなセーフティーゾーンで、出来るだけ「規則正しい日常生活」とプチイベントを送る彼女たち。
それは、常に「死」がスグそばにあるにもかかわらず「生きる」という彼女たちなりの『術(すべ)』なのかもしれません。
平穏だった頃のように(部活として)日々を過ごし、楽しい思い出をつくる少女達。
しかし、過酷な状況は変わりはしない。
やがて苦悶と号泣しながらも現実と向き合い、学校を去る時が・・・それは『卒業』という形となって。
『ゾンビもの』と言えば「ホラー・サスペンス&サバイバル」のドラマが多いのに「(ユル)萌え要素」と掛け合わせたのは新しい試みだったと思います。
[酷評価として言えば・・・・・・]
・スリルが(殆ど)無い!(まあ、生活ドラマメインですから・・・)
・ゾンビ虐殺が(殆ど)無い!ジェノサイド好きには消化不良!(まあ、か弱い非力な女の子たちですから・・・)
・何故、「脱出・生残りを探す」という建設的なことをしない?考えない?(まあ、現実を受け入れたくない女の子たちですから・・・特に重症の由紀を思って、みんな口裏合わせしなきゃならないし)
etc、etc・・・
まあ、視聴して「?」となる「何故そうしない」を思わせるのも作品自体に必要なエッセンスだから仕方ないのでしょう。
しかしサバイバルとしては、あまりにも「お気楽」さに、根が真面目な方々にはチョット憤慨させられるかもしれませんね。
ゾンビ物の定番と言えば、『原因はハッキリわからず、サバイバルドラマの展開のみ重視で、終わり方が有耶無耶』とういうパターン。本作も踏襲してましたネ。(学校にあった『非常事態マニュアル』とかね)
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みなさん「口が重い理由」がなんとな~く判りました。コレは「まず、見てみないと」何とも評価しがたいですね。
このミスマッチとも思える状況・状態の掛け合わせを面白いと思うかどうかは、人それぞれだと思います。