筒井筒 さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
INSIDE IDENTITY
頭の中に天使と悪魔がいて、天秤にかかるのも、今は昔。
頭の中には、誰しもが、もうひとつの世界を持っている、そう思わせる作品だ。
天使に悪魔がいたって、修道女にモンスター、なんでもありなのが、脳内複雑系中二病という新たな病気だ。
インサイド・アイデンティティと呼ばれているが、人間の何たる平凡なこと。テストの解答用紙には、皆、同じことを書いているではないか。まあ、感想としては、少し古いか。例を変えよう。
例えば、小説やゲームを創作しようと思うだろう。しかし、そういうものは、ほぼ類似、ジャンル、リスペクト。新しいのか、どうか意外と怪しい。ところで、あなたは、自分で創作するとき、王道を選ぶか、オリジナリティの高いものを選ぶか、どっちだろう?自分の世界が、個性的であるのか、奇抜なのか。
本当は、自分が特別でありたいと思って作るのが普通だろう。個性のないものはいないというが、マクロに考えるのが商業ベース。頭の悪い僕には、把握できないのでアレだが、自らの独自性は主張したい。似た人はいるかな?
世の中、みんなと同じならシロ、違えばクロだ。クロの存在意義ってものは、ここでは教えない。CDを買うことを薦めるのである。
EDで歌われているのは、リミックスされていて、とかじゃなくて、カップリングも結構いいから。なぜ、同調を求めてしまうのか。ここでは、謎にしておくが、ほんとの中二病患者であれば、よき友となると思うのである。
続編が出ていても、君の頭の中は、あなたなりにしか改変されないから。
でも、実際に中二病になるなら、自らの宿命に従えとは、僕はいわない。あまりに過酷な試練が、2期にはあるから。
2期の話は、パラレルワールドになってしまっているかもしれないが、なるべく書いたことを忘れずにいよう。
第2部 内容に関して
「幾星霜のときを経て」出会った中二病の二人。相手に伝わる言葉ならもっとドラマチックだろうに、「中二病は面倒くさいのだ。」で済まされてしまうのは、ロマンがないなぁ。まあ、あそこまでの中二病になったという原因が、どこにあったのかというのを抜きにして、とにかく、中二病になった元を辿って行くお話でもあったなぁ。十花さんへの嫌がらせというのは、飲食業だから動物はダメ、以外に特別ないしなぁ。あれで、結構引っ張ってるよね。すべての象徴化か?おっと、ストーリーの感想を書くつもりが、またそれてしまった。もう一回みるから、次回も期待してね。