芝生まじりの丘 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
大英帝国図書館特殊工作部のエージェント
チープな設定のもと本の虫で紙使いの読子・リードマンが大暴れ、という話。
ラノベが原作だがオリジナルストーリーなこともあり、ハリウッドのB級映画ようなドラマチックで薄っぺらで、スケールが大きいのが特徴。
というか製作陣は絶対ミッションインポッシブルや、キャッツアイに影響されてる。多分海外で評価されてる理由はそれ。
タイトルも本にちなんでるし、主人公は本の虫だし、1話冒頭も神保町だが、読書家であることが大事なストーリーではまったくなく、単にスーパーヒーロー(ヒロイン)に読書家という設定を加えた感じ。
本をどっぷり読んでたらあんな優等生にはならんと思うの。
作品の展開は脊髄反射で書いているかのようにありきたりだし、知的だったり文学的なモノを期待するとバカをみる。
見るなら頭を空っぽにすると良い。
最後、紙が音響機器のテープ(?)を切断していくシーン(だけ)は印象的でよかった。3話で終わるので、気に入らずともサックリ見てしまえるのは魅力。時間が短いことも作品を映画風にしているのかも。
意外と、こういうアクションと安っぽいストーリーディング、みたいな作品はアニメでは見ないので、新鮮でないでもない。
ただ全体的にみると、自分はスケールのでかい話も、偉人をおもちゃにするような話も。いかにも正統派な主人公の態度も、あまり好きにはなれなかった。