Dkn さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
泣くのはいやだ、笑っちゃおう すすめー!
前に久里洋二さんの展示会をみてきましたー! なのでレビュー。
1964年~1969年まで放送した長期作品で、
TV放映された日本の人形劇で一番有名な国民的シリーズですね。
サンダーバード等は輸入なので、国内でこれだけのものは他にないと思います。
全1263回・・・ヒェッ・・。 リメイク版もあるので一度は観たこと・・いや、今はないかw
面白かったですね~ ミュージカル調で個性的なキャラクターたちが魅力な物語でした。
当たり前ですけど全部なんて観てませんw 観終わったに入れてはいますけど。
DVDなどの媒体を出そうとしても、もう映像が無いらしいんですよね。
リメイク版で我慢しよう。。。うん。
元ネタとなった“船乗りクプクプの冒険”も、メタフィクションがあったりで面白いです。
ひょうたん島の噴火で遠足に来ていたサンデー先生と子供たちが亡くなっているという設定は、
公表されたとき衝撃でしたね。私は久里洋二さんの講演でそれを初めて知りました。
会場ざわついてたなw すんなり納得も出来ましたけど。
なにか現実感がないんですよね、ひょうたん島の面々は。
無人島で服も汚れず、食事もろくにできないであろうというところから作られた設定ではありますが、
原作の井上ひさしさんはじめ、スタッフが子供時代に大人に頼れない生活を送ってきたことが、
この設定の大元となった部分であるといいます。
戦争を経験した方が作る作品にはこういうメッセージが込められていることも多い。
アニメーション担当の久里洋二さんは、日本が誇る世界的なアニメーターです。
その人が国民的なタイトルをやっていた事はほんとに貴重なことですね。
昔の映像保管技術がもう少し進化してればなあw