たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:----
日本のアニメとアメコミの融合
ジムリーとタケダサナという韓国系、日系のアメコミアーティストがいる。
二人の特徴はアジア人特有のふくよかでしなやか、エロティック(アダルト系を含む)な絵でキャラクターを描き、まさに日本のアニメの特徴をアメコミに反映している中心人物である。
海外でも人気が高く、特にジムリーは80年代から90年代「X-MEN」の初版発行部数が850万部というギネス記録を保持し、「ワンピース」の2倍以上の売上を誇る。
日本の良いところを上手く取り入れて、アメコミという表現方式にすることにより、より「日本の絵画の特徴」を浮き立たせる非常に良い例であると共に、アメリカがアジア圏のコミックやアニメをどう捉えているのかという意味でも貴重な資料だ。
さて、2011年版の「x-men」だが、平成初期のアニメはOPとEDのみの扱いだったのに対し、本編も日本製にすることによって僕らの馴染み深い演出に統制されていることと、海外で異例の反響があり、さらに日本のサブカルを海外に知らしめたと言われる。
「セーラームーン」、「NARUTO」、「鋼の錬金術師」「ドラゴンボール」などの鉄板といわれるコンテンツが未だに海外で熱烈な支持があるのも、こういった作品によって海外のオタクに認知されるからにほかならない。
題材がアメコミながら、実に日本的な文化を感じる面白いアニメである。