ハヤブサ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
腐敗した世界で響き続ける残響とひと時の温もり
9mm Parabellum Bulletさんがベルセルクの世界観とガッツの生き様を見事に表現されています。
「刻まれた烙印は最早消せはしないと
足掻くだけ時間の無駄だと誰が言おうと
二度と戻らない日々にただしがみついて
足掻き続けて 生き抜いてみせるだけ
最後に笑うのはおれじゃなくていい そこにおまえがいれば
戦いの果てまで辿り着くため 運命を越えて
断ち切れない 神の手でも 結んだ絆と魂を
戦いの果てまで辿り着くため すべてを懸けて
足掻き続けて 生き抜いてみせるだけ」
‥瀕死の状態でやっとの事で乗り越えたと思ったら、すぐさらにとんでもないピンチの連続‥力持たぬものには到底生き抜いていけない世界‥
そんな世界で、相手が大軍だろうと化け物だろうと悪魔だろうと神の使いだろうと‥大剣を振るって向かっていくガッツ。そんなガッツの生き抜く強さに心が熱くなります。毎度の音楽と魅せ方がたまりません。
今回はそんなガッツが仲間を連れています。特に斎藤千和さん演じるシールケが優しく強いキャラで、悲しみを乗り越えるところや幼さ隠せずガッツに心よせるシーンは感動しました。逆にまた、シールケを頼りにするところや短くも優しい言葉をかけるガッツに心打たれました。朝まで一緒にシールケと海を眺めるシーンはガッツの精一杯の優しさと心境の変化が見られて、激闘ばかりの毎日の中で少し救われた気持ちになりました。‥孤高なガッツもいいですが、仲間と共にたたかうガッツもよかったです。
ファルネーゼなど周りの仲間の成長も毎回楽しみでした。
早く続編みたいです。