◇fumi◆ さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
戦闘魔装少女の機能美、ここに極まれり 股間は戦場の華だ!
2008年放送のテレビアニメ 全12話
原作 島田フミカネ 監督 高村和宏 副監督 八谷賢一 制作 GONZO
苦境に陥っていたと思われるGONZOの起死回生のオリジナルアニメヒット作とも思われたが、
二期ではAICに代わり、立ち直るのは難しい状況だったのかもしれないですね。
人気作「咲」も前半だけ元請けという状況。
この作品にはパイロット版ともいえるOVAが前年に作られていて、
多少期待されていたんですが、いざ始まってみると期待以上のいい意味で変なアニメでした。
フミカネさんの作風は「スカイガールズ」の衝撃的なキャラデザで周知されていましたので、
予想通りでしたが、ガイナックスの作画マン高村さんの初監督で特異な作画が度肝を抜きました。
魔導エンジンによるストライカーユニットで空を飛ぶという設定上、
素足で飛行脚を装備しなくてはならず、上半身軍服、下半身露出という装備になります。
また、使い魔の影響で尻尾が生えるため、スカートの着用は許されないという、
非常に科学的な設定上、パンツまたはスクール水着という服装に限られます。
映像は空中戦闘シーンが多いため、股間が画面を埋め尽くす場面が多いのも当然ですね。
冷静に考えてみてください。
少女が空中戦で命を張って戦うというのに、超ミニスカでパンツを隠しながら戦うほうが変じゃないですか?
人類の存亡をかけた戦いに、カメラアングルや反重力スカートなどありえないのです。
とか何とか言いつつ、
フミカネキャラが謎の侵略者「ネウロイ」と全身全霊で戦う魔法少女風バトルアニメがこれなんですよ。
舞台は1944年欧州はネウロイの手に落ち、将桑皇国の女学生宮藤芳佳は、
戦闘少女隊「STRIKE WITCHES」にスカウトされネウロイとの闘いの日々が始まる。
各国から招へいされたウィッチーズ達と共に下半身丸出しで戦う芳佳は次第に世界の秘密に近づいていく。
当時としては豪華声優陣のかわいい戦闘少女達の日常も丁寧に描写し、
アクロバチックな空中戦も迫力満点の見ごたえのある萌えアニメ。
シリーズ化されてまあまあ人気も高かっただけでなく、
のちの空中戦闘系の魔法少女ものの基本を確立した作品でもありました。
それなりに納得できる設定と、制作陣の落ち着いた姿勢に安心して見れた、
バトル系萌アニメの重要作だったと思います。
実際に見てみると、ミニスカ魔法少女より落ち着いた戦闘が堪能できます。
そんなには衝撃的ストーリーではありませんが、かわいいキャラが好きな人なら楽しめる良作ではあったと思いました。
正直に言うとスク水系の日本女子よりパンツ系の欧州女子のほうがグッときました。