HmFDB75691 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
総評 よかった点、そうでもなかった点
面白い展開になったらレビューしようと思ったけど、なかなか面白くならないのでレビューしてみた。
第1話~第6話 テーマはOP曲にあるのかな?
{netabare}
作画やキャラデザは普通。派手だったり、かわいすぎると、リアリティがなくなるから、青春恋愛ならちょうどいい感じ。
ストーリーは、目新しいところもなく、ネタバレを気を付ける必要もない内容。アイドルを起用して実写ドラマにしたら面白かったかな。アニメだとちょっとインパクトのないストーリー。
このアニメを面白くさせるキーになるキャラが森川葉月と思うんだけど、遠距離恋愛になってしまうという要素しかない。そこが残念。森川葉月が泉瑛太に惚れていたら、少しは面白くなったかも。
OP曲の通りなら、記憶に残る相手に告白してきっぱり忘れるという内容になるんだろう。夏目美緒のターンが終わったから、つぎは泉瑛太。泉瑛太と夏目美緒が結ばれずに終わるのかなって思った。
{/netabare}
第7話~第9話 普通に終わりそうなので、予想(妄想)してみた
{netabare}
森川葉月の髪型以外、驚く展開もなくつづいている。
最終回も近いので、ラストを予想、妄想してみた。
まず、葉月の返事。これは「YES」。先延ばしでNOだと、葉月のキャライメージが悪くなる。夏目美緒のためにNOの可能性は低い。美緒の気持ちに葉月が気づくのが遅すぎる。葉月の返事を視聴者に注目させるなら、第1話で気づかせておくべき。
夏目美緒にほかに好きな人がいる。泉瑛太で間違いないけど、二人が結ばれない前フリじゃないかって思った。
で、第9話のラストで妄想。
瑛太は走るのを忘れて寝ていた。小宮恵那はバイクに乗っている。この二つを組み合わせれば、恵那が瑛太に会いに行く途中で事故る。と言ってもそれほど重傷ではない。瑛太は責任を感じて、恵那に気持ちが傾いていく……。
美緒と瑛太が両想いのこのときを狙って、なにかあると面白くなると思う。
{/netabare}
第10話 三人の結末を考えてみた
{netabare}
・小宮恵那
「廃部寸前の部は廃部にならない」というアニメの王道があるため、コンテスト優勝は必須。優勝し、さらに瑛太と結ばれるのは欲張りすぎ。
恵那は、"恋に破れたものの、好きな人の写真でコンテスト優勝"。
・夏目美緒
葉月が遠距離恋愛OKした時点で、瑛太と同じ大学に行く展開は消えたと思う。いつでも会えていちゃいちゃしたら、遠距離恋愛する葉月が際立ってしまう。離れ離れでつきあうと、葉月と同じパターンになるので、恋にも破れる。
美緒は、”瑛太と同じ大学に行けず、さらに振られる(もしくは、振られた状況になる)”。
・泉瑛太
美緒にスマホを見られて勘違いされても、恵那に怒ったりしなかった。美緒に見られたあとも、そのままにしていた。美緒と同じ大学に行く勉強中に、恵那からの呼び出しに応えている。つまり、美緒よりも、恵那を優先している。美緒については記憶を引きずっている感じ。
瑛太は、”現時点では恵那と結ばれるのが自然”。
でも、視聴者は瑛太と美緒が結ばれるのを期待してるから……。
恵那は身を引くかな。美緒が好きだった瑛太が好きだったんです、みたいな感じで。
{/netabare}
第11話 最終回を予想してみた
{netabare}
受験アニメなら一緒の大学に合格してハッピーエンドだけど、この作品は違うと思う。"恋愛と進学は別"がテーマのアニメだと思う。これを前提にして、最終回を予想してみる。
泉瑛太は受験前日に相馬陽斗と話して、夏目美緒と同じ大学に行くことが子供っぽく思えた。だから、"合格"を見て、自嘲気味に笑った。瑛太は推薦の大学、つまり、美緒とは別の大学に進むと決めた(美緒の合格はまだ知らないので)。
最終回はいくつか告白シーンがあるけど、最初は瑛太→美緒。「好きな人と同じ大学に行くのは子供っぽい」といったニュアンスのことを言って、美緒に殴られる。
真相(美緒の気持ち)を知るのは、小宮恵那からだけど、恵那→瑛太の返事を聞いてから。NOの返事を聞いてから、恵那は第11話で作っていたものを瑛太に渡す。美緒が瑛太をいつも見ていたという証拠写真かな。
美緒は合格した大学に行かずに、浪人して自分の進みたい道を見つける。
エンディング曲が流れるなかで、瑛太と美緒が再会し、美緒→瑛太の告白……。というのが好みの終わり方。
{/netabare}
最終話 野球はいらなかったと思う
{netabare}
シンプルな終わり方だった。
合格のほうが選択肢が増えて面白いと思うけど、尺がないか。運命というより、制作側の都合により、二人は結びついたって感じ。
小宮恵那の写真はだれが撮ったんだ? 恵那が写真部を引っ張ってたんだろ、って突っ込んだ。振られたうえに、誰かが撮った写真で金賞はどうなんだろう。
恵那は夏目美緒が泉瑛太を好きなのを知っているはず。だけど、瑛太に伝えなかった。ラストシーンのために伏せた感じで、ちょっと違和感ある。
美緒は瑛太の盛り立て役で終わった気がする。野球は省いて、美緒に恋愛以外の一面を持たせるべきだった。
どうしても野球を入れたいなら、美緒と恵那がいい。
{/netabare}
総評 よかった点、そうでもなかった点
{netabare}
よかった点
・OP曲
最初のフレーズがいいし、内容にも合っている。でも、よく考えたら、夏目美緒は相馬陽斗に告白してない。曲と一致しているようで、していなかった。
・キャラクター
小宮恵那→泉瑛太→夏目美緒→相馬陽斗→森川葉月(矢印は好意を寄せている相手)と、最初は面白い相関図だった。
葉月→瑛太もあったらよかったかも。ちょっとギャグだけど。
そうでもなかった点
・夏目美緒の秘密が、秘密というほど秘密ではなかった
序盤で視聴者を惹きつけるほどではない。
消しゴムエピソードを勘違いして、本当は瑛太だったとすればもう少し面白くなった。
・主人公が物足りない
短期間で二人の女子に好意を寄せられるのは、とてもアニメ的。相馬陽斗のほうがリアリティがあり、好感が持てる。
瑛太は視聴者を裏切らないお約束キャラではあるが、陽斗を主人公にしてもよかった。
・終盤のストーリー
恵那が振られ、葉月が遠距離恋愛なら、美緒にも何かほしい。陽斗に振られたのがそれに該当するのだろう。だけど、瑛太に切り替えるのが速かった気もする。
だから、瑛太に振られるシーンがほしかった。陽斗に振られたとき以上に大泣きすれば、以前から好きだとわかり、印象も変わる。
このアニメのテーマは”すれ違い”なんだろう。ネットの感想で、卒業式になぜ告白できなかったのか、という疑問があった。時間を見れば、少なくとも美緒は三時間以上待っていた。原因は野球をやっていたからだけど、ちょっと微妙なすれ違いである。
瑛太が推薦を蹴って、受験一本に絞ってたら、すれ違いの面白さが出たと思う。
{/netabare}