Dkn さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
少年ジャンプの中でも、こんなに地味でこんなに熱いドラマは見当たらない
2年くらい前に、半年程かけて少しずつ観直しました。
アニメ化が決まってる“りゅうおうのおしごと!”を見てこれを思い出しましたので雑記。
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“あらすじ”
{netabare}
平安時代に非業の死を遂げた天才棋士、藤原佐為(ふじわらのさい)が
平成を生きる子供、進藤ヒカルに霊として取り憑くことになる。
時代を超えた天才棋士“佐為”の力で、囲碁の世界に飛び込み並み居る強敵と囲碁を打ち、
圧倒的に勝利するさまは観ていて爽快の一言。
プロを目指す少年から最強と呼ばれる棋士までが、ヒカル少年に取り憑く佐為の影を追うようになっていく。
そんな中、ヒカル自身も囲碁に興味を持ち始め、いつしか自分の手で囲碁を打ってみたいと思い始めた。
成長していくヒカルを頼もしく思いながらも、佐為はある疑問を持つようになる。
元々現世に存在しない筈である自分が囲碁を打てる幸せ・・。それと同時に不安もあった。
一体、この神の気まぐれとも言える僥倖はいつ迄続くのだろうか・・。
ヒカルにとって私という存在は一体何なのだろうか・・と。
{/netabare}
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メイン脚本で横手美智子さんが参加していて、外れなしでしたね。
前述で触れたように、長期(全75話+α)で放送したため作画にバラつきはあるものの、
元々が派手な原作では無いので役者の演技や劇伴に背景美術でなんとかなってしまいます。
個人的に、賭け碁をやってるオッサンが出てくる回が、日常にひそむアングラ感があり好きです。
ネタバレになるのであまり触れられませんが、腹の探り合いをするプロの棋士達や
子供たちに囲碁を教える先生達など、大人の目線からも物語が構成されているので
そちらの目線に立つのも面白いですよ^^
この頃の囲碁ブームの火付け役で番組側も囲碁に興味を持ってもらうため、
GOGO囲碁という囲碁解説の実写コーナーを作ったりと、なかなか面白い試みでした。
今でも面白かったので、時間のある方は観てみるのもいいかもしれません^^