Dkn さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「さぁ フリント飛んでくれ 」
「シルバーーー!!!」
力石(あしたのジョー)しかり、長年“出崎統”とタッグを組んだ“杉野昭夫”の描く男は、
生き様からハートまで男が惚れる 男の中の男でありますなぁ・・・(*´ω`*)
「宝島」を観ていると、少年の時分に背を見て学べる男を見つけることが男子の急務であると感じます。
元々原作ではただの悪人といった風に描写されている“シルバー船長”。
この宝島でも分類として、あまり良いオトナであるとは言えないのかもしれません。
けれど、主人公であり、語り部でもある“ジム・ホーキンズ”には、一目置いて気を許すところがあり、
距離が近いからこそ見えるシルバーという男の本質が、リスペクトにつながっていくのです。
脚本は勿論のこと、何と言っても絵コンテが素晴らしいですね。
激動の26話を、毎話焼き付けられ。感情の爆発するようなシーンや台詞が離れてくれません。
グレーの設定を大幅に変えたことも印象的でした。いい男なんだこれがまた。
最終回はもう号泣です・・。
体が震えるような、喜びでも怒りでも哀しみでも無い。魂からの涙でした。
{netabare}
「いたんだよ・・やっぱり! 俺の…俺のシルバーが」
{/netabare}